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JAST、5月29日~31日にトライボロジー会議 2023 春 東京をリアル開催、参加登録は5月15日まで

1年 ago
JAST、5月29日~31日にトライボロジー会議 2023 春 東京をリアル開催、参加登録は5月15日まで

 日本トライボロジー学会(JAST)は5月29日~31日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで、「トライボロジー会議 2023 春 東京」(実行委員長:出光興産・上村秀人氏)を開催する。トライボロジー会議 春 東京のリアル開催は2019年5月以来、4年ぶりとなる。JASTでは現在、トライボロジー会議への事前参加登録(https://www.tribology.jp/event/register_form/index.php?event_id=202)と、東京都新宿区のバトゥール東京で開催される懇親会への事前参加登録(https://www.tribology.jp/event/register_form/index.php?event_id=207)を呼び掛けている。参加登録はいずれも5月15日まで受け付けている。

 

 今回は、「機械要素」、「潤滑剤」、「固体潤滑」、「表面処理・コーティング」、「分析・評価・試験方法」、「摩擦」、「摩耗」、「摩擦材料」、「バイオトライボロジー」、「表面・接触」、「流体潤滑」、「疲労」、「シミュレーション」、「境界潤滑」、「現象・理論」のテーマによる一般講演と、「“超”を目指す軸受技術の最前線」、「表面テクスチャによるトライボロジー特性制御の最近の成果と今後の展開」、「水素が関わるトライボロジーの諸現象」、「自動車用動力伝達系のトライボロジー」、「自動車用エンジン油最前線―自動車の低燃費、カーボンニュートラルに向けた潤滑油の貢献―」のテーマによるシンポジウムセッション、技術賞受賞講演と論文賞受賞講演で、全182件の発表が行われる。

 30日には第67期定時社員総会・学会賞授賞式が執り行われ、続いて14時50分~16:55実行委員長の出光興産・上村秀人氏の司会による特別フォーラムが開催され、長谷川晶一氏(東京工業大学)による講演「バーチャルリアリティにおける摩擦のリアリティの実現とメタバースへの応用の期待」と、三木哲也氏(公正研究推進協会、電気通信大学 名誉教授)による講演「事例に学ぶ研究不正の実情と対応」がなされる。

トライボロジー会議への事前参加登録は以下のとおり。
https://www.tribology.jp/event/register_form/index.php?event_id=202

 30日の18時30分~20時30分にはまた、トライボロジー会議会場の国立オリンピック記念青少年総合センターから参宮橋駅経由で30分圏内にある、東京都新宿区のバトゥール東京に会場を移して、横浜国立大学・大久保 光氏の司会のもと、懇親会が開催される。懇親会への事前参加登録は以下のとおり。
https://www.tribology.jp/event/register_form/index.php?event_id=207

kat 2023年4月20日 (木曜日)
kat

NTN、移動型独立電源がバス停の待合室として採用

1年 ago
NTN、移動型独立電源がバス停の待合室として採用kat 2023年04日20日(木) in

 NTNが開発した風力や太陽光による再生可能エネルギー由来100%の電力で稼働する移動型独立電源「N3 エヌキューブ」がバス停の待合室として、静岡県榛原郡吉田町に設置された。再生可能エネルギー由来の電力によるエコで安全なバス停で町づくりに貢献する。

移動型独立電源を活用した静岡県榛原郡吉田町のバス停の待合室(開館時間6:30~23:00)


 N3 エヌキューブは、小型風車や太陽光パネル、蓄電池をコンテナに格納した移動型独立電源。風力や太陽光により発電した電力を活用できるほか、コンテナ内部をカスタマイズして様々な機器を取り付けることが可能なため、再生可能エネルギー由来の電力で稼働可能な施設として様々な用途で活用が可能となっている。

 今回、吉田町にバス停の待合室として設置されたN3 エヌキューブは、室内にベンチやテーブル、エアコン、換気扇、LED照明、Wi-Fi機器、コンセントのほか24時間体制で稼働する防犯カメラが取り付けられており、各種機器の稼働に必要な電力はすべてN3 エヌキューブによる電力で賄われる。

 同町は、誰もが気兼ねなく出かけられる町づくりを目指して、町内の公共交通機関の整備に取り組んでおり、N3 エヌキューブを活用して再生可能エネルギー由来の電力で稼働するエコで安全なバス停を整備できることから、このたび町内の1ヵ所にバス停の待合室として設置されたもの。

 駿河湾に面する同町は津波や災害に強い町づくりも推進しており、2022年5月に災害時の水防活動と救護活動の拠点および災害支援物資の備蓄・保管などを目的とした水防センターが町内の沿岸部に設置され、同施設の電力の発電装置としてN3 エヌキューブが採用されている。水防センターと今回バス停の待合室として採用されたN3 エヌキューブは、町内で局所的な停電が発生した際にはトラックで運搬され、電力を供給することも想定されている。

 これらのほかにも、N3 エヌキューブは様々な用途における活用が可能で、温度管理が可能な防災倉庫や、処理槽付きの循環式水洗トイレを取り付けたエコトイレとしても採用されている。エコトイレについては、トイレに使用される水は処理槽でろ過され再生水として循環し、外部への排水がない環境性に加えて、電気や上下水道などのインフラが整っていない場所でも設置可能な点が評価され、2022年4月に三重県桑名市の多度山上公園に設置されたほか、2023年3月には三重県松阪市の三峰山の登山口にも新たに設置されている。

 近年、企業や自治体がカーボンニュートラルをはじめとするSDGs(持続可能な開発目標)に向けた活動を進める中、様々な施設を再生可能エネルギー由来の電力で稼働させる取組みが加速している。NTNでは引き続き、再生可能エネルギー100%由来の電力で稼働するN3 エヌキューブの用途展開を進め、企業や自治体の脱炭素化、再生可能エネルギーの活用の促進に貢献していく考えだ。

仕様

 

 

kat