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ダイベア、超高精度軸受専用工場の開所式を開催
ジェイテクトグループのダイベアは、グループ初の精密軸受専用工場を大阪府和泉市に建設し、4月10日に開所式を行った。
同工場では、新開発の超高精度軸受「PRECILENCE®(プレシレンス)シリーズ」の生産を行うことで、卓越した精度と性能が求められる新領域に参入していく。また、同敷地内にダイベアグループのミッドテックの工場も開設し、仕入先を統合することで、経営体質の強化を図る。
開所式の様子:左から:ダイベア 足立監査役、ミッドテック 谷野専務、ダイベア 井上専務、ダイベア 遠藤社長、ジェイテクト 山本専務、ミッドテック 楠社長、ダイベア 小竹専務、ダイベア 藤原常務、ダイベア 石橋常務
SDGs(持続可能な開発目標)達成のため、すべての産業において変革が求められており、MaaS、CASE、5G、ロボティクス等への対応が急務となっている。ジェイテクトでは、これらの変革に対応するためにダイベアと共同で材料、熱処理、加工技術革新に取り組んだ結果、従来の軸受では達成不可能だった究極の回転精度、静粛性、高速性、低トルク性、長寿命を実現する超高精度軸受「PRECILENCEの開発に成功した。
新工場では、この超高精度軸受の専用工場として、精密加工機メーカーや半導体製造装置メーカー、精密測定器メーカーだけでなく、宇宙機器産業、超高精度と高性能が求められる新領域に参入していく。
ダイベア、超高精度軸受の量産を開始
ダイベアは、ジェイテクトと共同で、超高精度軸受「PRECILENCE®(プレシレンス)」を開発し、4月からダイベア和泉分工場(超高精度軸受専用工場)で量産を開始した。4月から呼び番号7005C〜7010Cの即納販売を開始、順次サイズを拡充していく。精密加工機メーカー、半導体製造装置メーカー、宇宙機器産業、精密測定器メーカーなどに販売を展開し、2025年に20億円の売上を目指す。
超高精度軸受「PRECILENCE」
工作機械の高精度スピンドル用軸受には、精度と入手性の良さから、ドイツDIN規格の精度等級「P4S」が現在広く使用されている。
しかし、近年、工作機械精度の高度化に対応できる製品への需要の高まりを受け、ジェイテクトグループでは、精度や寿命、静粛性などにおいて、従来品(一般市販流通P4S製品)を上回る軸受の開発に取り組み、ダイベア和泉分工場において、DIN規格「P4S」と同等以上の軸受と、「最高精度」の回転性を実現する「P2」軸受「PRECILENCE」の製造に成功したもの。
DIN 620とJIS1514の等級比較
PRECILENCEはPRECISION(精度)とSILENCE(静粛)を一つにした、超高精度軸受のブランド名で、今後シリーズで展開していく計画だ。
開発品(P2軸受)では、軸受の五つの基本性能「精度よく回る」、「静かに回る」、「速く回る」、「軽く回る」、「長く回る」を以下のとおり高い次元で実現している。
①精度よく回る(精度):軸受構成各部品の精度を完成品性能にこだわり全面的に見直すことで、回転精度は従来品の約1/4
②静かに回る(静粛性):転がり表面の粗さを非常に滑らかに仕上げ、さらに玉と保持器のダイナミックス性能に改良を加えることで、揺れと振動の抑制を実現し、振動値は従来品の約1/2
③速く回る(高速性):軌道輪に新たに強靭な高窒素ステンレス鋼を採用することで、軸受鋼品と比較し最高回転速度が約30%向上
④軽く回る(低トルク):転がり運動の阻害要因を大幅に取り除き、回転トルクは従来品の約30%低減
⑤長く回る(長寿命):高速回転に有利とされる小さい玉径をあえて使用せず、大きな玉径のセラミックスを採用することで、寿命は従来品の約2倍
基本5性能の比較
スピンドル組付時の性能は以下のとおり。
①組付性と回転精度向上を実現:軸受の回転精度が非常に高いため、ラジアル振れ最大位置の位相調整が不要で、スピンドルの振れ精度の調整もほとんど必要なく軸の振れ量は≦1μmを達成
②高速回転時の軸振れ量削減:30,000min-1回転時に従来品を組み付けたスピンドルと比較し、軸の振れ量は1/2を達成
③回転速度向上:従来品と比較し、最高回転速度が35%向上
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部、4/16、4/21にAFMの基礎と応用をテーマにウェビナーを開催
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は4月14日13:30~15:10と4月21日13:30~15:20に、「AFMベーシック ウェビナー」を開催する。参加は無料(事前申込み制)で、以下から申込みできる。
・4月16日ウェビナー
https://register.gotowebinar.com/register/7601950133264197389
・4月21日ウェビナー
https://register.gotowebinar.com/register/2022201301185026061
セミナー形式はウェビナー(オンラインによるWEBセミナー)で、参加者は自身のPCによるインターネット経由での聴講となる(別途音声を聞くためのイヤホンもしくはスピーカーが必要)。
4月 16日は基礎編:13:30~、機械特性:14:30~の2部構成で開催。
「基礎編~30分で学ぶAFMの構成と基礎知識~」では、原子間力顕微鏡(AFMの基礎やPeak Force Tappingモードの原理について紹介する。AFMを用いたナノスケールの表面形状評価に興味のある人や、古いAFMを活用中で最新の測定モードに興味のある人などに最適。
「機械特性編」では、AFMによるナノ機械特性測定にフォーカスし、その基礎から応用までを、豊富な測定例をまじえて紹介していく。AFMを用いたナノスケールの表面形状評価・機械特性評価に興味のある人や、材料の構造と物性をナノスケールで理解したい人、古いAFMを活用中で最新の測定モードに興味のある人などに最適。
4月 21日は応用編 電気特性:13:30~、液中測定:14:30~の2部構成で開催。
「応用編 電気特性」では、AFMを用いた電気特性モードを紹介。半導体の不良解析、様々な導電性材料の解析、また、近年開発が頻繁に開発されているリチウムイオンバッテリーの解析の測定例などをまじえて、各電気的特性モードについて紹介していく。初めて電気特性モードを使用する人や、どのような電気特性モードがあるのかを知りたい人、最新のマイクロ波顕微鏡に興味のある人などに最適。
「液中測定の基礎編」では、システムとプローブセットアップからシステムセッティング(タッピングモード)、測定例(タッピングモード)、システムセッティング(ピークフォースタッピングモード)および測定例といったように、液中測定のための事前準備手順から測定までの流れを説明する。ウェビナー後半では、デモ機を使用した液中測定を実演する。AFMを用いた液中測定に興味のある人や、装置の操作方法について知りたい人などに最適。
kat 2020年4月14日 (火曜日)
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部、5/14にプローブ選定をテーマにウェビナーを開催
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は5月14日16:00~17:00にウェビナー「プローブの選び方と最新プローブのご紹介 ウェビナー~もう迷わないプローブ選定のポイントと最新情報について~」を開催する。参加は無料(事前申込み制)で、以下から申込みできる。
https://mbns.bruker.com/acton/form/9063/03f2:d-0004/0/-/-/-/-/index.htm
セミナー形式はウェビナー(オンラインによるWEBセミナー)で、参加者は自身のPCによるインターネット経由での聴講となる(別途音声を聞くためのイヤホンもしくはスピーカーが必要)。
本ウェビナーでは、各モードに対する標準プローブと、多数あるプローブラインナップから最適なプローブを選択する方法をわかりやすく説明する。また形状測定だけでなく、機械特性、電気特性測定モードについても紹介する。
4月から原子間力顕微鏡(AFM)を扱い始めるビギナーから、プローブの種類についての知識や最新情報を得たい人まで、幅広い層を対象としたセミナーとなっている。
kat 2020年4月14日 (火曜日)