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ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2023年7月号「特集:マテリアルハンドリング」「キーテク特集:摩擦摩耗試験」発行!

2年 1ヶ月 ago
ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2023年7月号「特集:マテリアルハンドリング」「キーテク特集:摩擦摩耗試験」発行! in admin 2023年07日24日(月) in

 ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt(ベアリング&モーション・テック)」の第43号となる2023年7月号が7月25日に小社より発行される。

 今号は、「特集:マテリアルハンドリング」、「キーテク特集:摩擦」で構成。特集「マテリアルハンドリング」では、物流倉庫などにおける自動化を促進させるロボット技術やアクチュエータ技術、さらには重量物のマテリアルハンドリングを支える軸受技術などを紹介する。

 キーテク特集「摩擦摩耗試験」では、トライボロジー性能について、摩擦・摩耗メカニズムの追究から、品質管理・スクリーニング、実機での摩擦・摩耗の再現まで、幅広い試験評価に対応する摩擦摩耗試験の最新情報を伝える。

特集:マテリアルハンドリング

◇多品種ピッキングロボットの研究開発動向・・・産業技術総合研究所 堂前 幸康

◇物流倉庫の自動化・高効率化に寄与する高負荷容量・高耐久ユーティリティスライドの開発と展開・・・THK 安藤 良寛 氏に聞く

◇トライボロジー特性を最適化したマテハン機器向けブッシュの技術動向・・・HEF DURFERRIT JAPAN オリヴィエ モルヴァン 氏に聞く

Featured Events

◇本年9月18日~23日開催、EMO Hannover 2023の、ここが見どころ

キーテク特集:摩擦摩耗試験

◇摩擦摩耗測定を通じたネットゼロエミッション社会への貢献の可能性・・・Optimol Instruments Prueftechnik GmbH  Gregor Patzer、訳:パーカー熱処理工業 越智 直行、佐藤 雅之

◇ベアリング&モーション要素表面改質層のトライボロジー特性評価試験・・・編集部 

連載

注目技術:ナノダイヤモンド援用による高能率な超平滑鏡面創成を目指したELID研削・・・理化学研究所 大森素形材工学研究室

あるコスモポリタンの区区之心 第13回 不確かな時代における私塾・・・紺野 大介

Q&A「浄油技術」の基礎知識 第12回 オイル清浄度の測定方法・・・RMFジャパン テクニカルサポート

トピックス

自動車技術会、第73 回自動車技術会賞の受賞者を決定

日本トライボロジー学会、2022年度学会賞 授賞式を開催

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admin

イグス、リサイクル素材で作られたプラスチック製自転車部品を開発

2年 1ヶ月 ago
イグス、リサイクル素材で作られたプラスチック製自転車部品を開発kat 2023年07日24日(月) in

 イグスは6月にドイツ・フランクフルトで開催された自転車業界の展示会「Eurobike 2023」で、自転車メーカー向けにリサイクル素材で作られた部品やリサイクル可能な部品を展示した。

 

 同社は、2022年のハノーバーメッセで完全プラスチック製の自転車「igus:bike」を発表したが、Eurobike 2023では、自転車メーカー向けに高性能プラスチック製の製品ラインを追加した。具体的にはフレーム、クランクセットなどの製品があり、ハンドルバーに関しては今後量産を開始し、Advanced社の自転車Recoに採用される予定となっている。ハンドルバーはイグスが自社開発した高機能ポリマーで製造、射出成形法を採用した一体成形品となるため、アルミニウム製ハンドルバーに見られるような溶接の継ぎ目がない。アルミニウム製と同様に安定性が高く、品質はイグスの広大な自転車試験施設で検証されている。

 これらの製品はリサイクル可能で、その一部はリサイクル素材から作られている。生産はケルンで開始され、今後アジアと北米にも拡大される予定。

 自転車の設計と生産においても省資源がますます重要になる中で、輸送やエネルギー多消費型生産、部品廃棄は、自転車産業におけるCO2排出量の大部分を占めている。

 「プラスチック技術は、自転車のすべての部品に応用できる可能性があり、業界の新たな選択肢になると考えている。我々の顧客は、CO2削減、リサイクル性、耐久性、ローカル・サプライチェーンをますます求めている」 とイグスの自転車部品部門責任者であるヤン・フィリップ・ホルマン氏は語る。

 今回、自転車メーカー向けにボールベアリング、クランクセット、ステアリングヘッドベアリング、特別に開発された高性能プラスチック製フリーホイールなどの新しいカタログ製品を発表し、間もなくフレーム、ハンドルバーも上市する予定となっている。また、シートポストとサドルレールも準備中だ。

 本取り組みによって、OEMに対し、研究・製品開発から自転車部品専用の試験、金型製作、高機能ポリマーによる生産まで、同社1社であらゆる技術・サービスに対応できる。同社は30年以上にわたり、多くの有名自転車メーカーにすべり軸受やその他の可動部品を供給してきた。今後、自転車OEMに対し、4大陸にある12の工場から現地供給できるよう目指していく。

 完全プラスチック製自転車「igus:bike」の開発の結果、シャンプーボトルや海洋漁網など、消費者から回収された廃棄物をフレームとホイールに使用した、頑丈なプラスチック製自転車が誕生。自転車の耐摩耗部品はすべて、耐久性と摩擦特性に優れた独自のポリマーで作られている。同社はこのプロジェクトを「自転車業界のための生きた実験室」と呼んでおり、2023年9月初旬に最初のケルン製自転車を販売開始する予定となっている。同社では、「自転車産業においてもプラスチックの専門知識を生かし、他のメーカーと協力しながらプラスチック循環型経済の促進に努めていきたい」とコメントしている。

kat

THK、OEE最大化プラットフォームの直動部品向けAI診断サービスを提供開始

2年 1ヶ月 ago
THK、OEE最大化プラットフォームの直動部品向けAI診断サービスを提供開始kat 2023年07日24日(月) in in

 THKは、OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge(オムニエッジ)」 の直動部品向けソリューションとして、新たなAI診断サービス「ADV」の提供を開始する。閾値設定不要で状態変化と異常度をAIがスコア化し、分析レポートを提供できる。

 製造装置の心臓部に欠かせないLMガイド、ボールねじなどの直動部品は、高品質・高剛性で頻繁に故障することはないが、突然故障するといわゆる“ドカ停”を引き起こし、工場稼働の大きな生産ロスを発生させる。定期的に給脂などのメンテナンスをこまめに実施しておけば故障予防にもつながるが、設備や機器の台数が増えれば増えるほど、突発的な故障で生産に大きな支障をきたさない予防保全が求められる。その一方、部品交換などのメンテナンスは熟練技術者の経験や勘頼りで今でも属人的な対応がなされている中で、デジタル技術を駆使し簡単にメンテナンスのタイミングを見極めたいと考えるマシンユーザは少なくない。

 そうした背景から、同社では2020年から、直動部品にセンサを後付けすることで破損と潤滑状態を数値化するソリューションOMNIedgeを提供してきたが、今回AIによる診断サービスADVを追加した。

 

 ADVにはヘルススコアを算出するAIアルゴリズムが採用されており、ユーザーがこれまで苦労してきた閾値の設定が不要となり、各種データからヘルススコア(異常度)を算出して直動部品の状態を判断する。ADVは変化と異常を検知するだけでなく、データを分析し、メンテナンスレポートを提示することで、多台数の設備保全を担っているお客様の保全活動を劇的に効率化する。また、従来の破損、潤滑の状態を数値化する機能と併用することで、直動部品の破損やメンテナンスタイミングの判断においても脱・属人化にも寄与する。

 同社では、センサ提供だけでなくAIを使った様々なサービスを包括的に提供することで、ユーザーとのエンゲージメントをより強固なものへと高めていく。さらに、製造現場で発生するロスを削減して設備総合効率(OEE)の最大化に貢献するIoTソリューションを提供していく。

 ADVの特長は以下のとおり。

1.閾値の設定が一切不要:従来は各パラメータに対して閾値の設定が必要だったが、AIがヘルススコアを算出するため設定が不要。設備ごとの異なる閾値設定で悩みを抱えている人に最適

2.デジタルとアナログの融合:AIが値の変化から異常を捉え、直動部品を熟知したスペシャリストがメンテナンスレポートを作成し提出。直動部品のリーディングメーカーである同社がデータを分析してレポートを提出するため、明確で分かりやすい運用ができる

 

kat