メインコンテンツに移動

Aggregator

ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2023年9月号「特集1:自動車」「特集2:工作機械」発行!

1年 11ヶ月 ago
ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2023年9月号「特集1:自動車」「特集2:工作機械」発行! in admin 2023年09日21日(木) in

 ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt(ベアリング&モーション・テック)」の第44号となる2023年9月号が9月25日に小社より発行される。

 今号は、「特集1:自動車」、「特集2:工作機械」で構成。特集「自動車」では、カーボンニュートラル実現に向け期待される水素を活用した内燃機関の研究開発の動向から、電動車両の進展とともに要求される静音化などに対応するグリース技術、燃費向上・電費改善につながる自動車部品の低フリクション化と耐久性向上を支えるベアリング&モーション・テクノロジー(bmt)関連技術を紹介する。

 特集「工作機械」では、最近の工作機械の技術と、工作機械を滑らかに高い耐久性・低い消費電力をもって稼働させるbmt関連技術と試験評価技術について紹介する。

特集1:自動車

◇水素を燃料とする内燃機関に関する動向・・・東京都市大学 三原 雄司

◇自動車分野におけるグリースへの各種ニーズと技術対応・・・ニッペコ 西村 寛 氏 に聞く

◇自動車技術会賞に見るbmt関連技術・・・編集部

◇【特集内コラム】賞を頂いた機会に企業生活を振り返って・・・トヨタ自動車 菊池 隆司

特集2:工作機械

◇MECT2023に見る工作機械関連bmt技術・・・編集部

◇ローラースクリューを用いた電動アクチュエータと超薄型ボールベアリングの加工分野における適用・・・木村洋行 足立 健太 氏、北澤 潤 氏に聞く

◇さび・白残りトラブルを低減し、生産性向上に寄与する水置換長期防錆油の開発・・・出光興産 田巻 匡基

◇SRVを利用した金属加工油・クーラントに適したトライボ特性スクリーニングの新たなソリューション・・・Optimol Instruments Prueftechnik GmbH Ameneh Schneider、Felix Zak、訳:パーカー熱処理工業 佐藤 雅之

連載

注目技術:人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMAに見るbmt関連技術

あるコスモポリタンの区区之心 第14回 思考停止と無縁なフランスの哲学授業・・・紺野 大介

トピックス

THK、SMCとハーモニック・ドライブ・システムズ、第2回 3社合同メカトロニクスショーを開催

TECHNO-FRONTIER 2023開催、bmt関連製品が展示

雑誌ご購入

定期購読はこちらから
単号のみのご購入はこちらから(外部サイト)

 

admin

日本熱処理技術協会、11月28日、29日に2023年度 第3回熱処理技術セミナーを開催

1年 11ヶ月 ago
日本熱処理技術協会、11月28日、29日に2023年度 第3回熱処理技術セミナーを開催

 日本熱処理技術協会は11月28日、29日、対面参加(製粉会館5F 第2・3 会議室:東京都中央区日本橋兜町15-6)およびオンライン参加からなるハイブリッド形式により、「2023年度 第3回熱処理技術セミナー-熱処理基礎講座Ⅱ-」を開催する。

 第3 回熱処理技術セミナーでは、浸炭・窒化・高周波といった代表的な表面硬化熱処理技術を中心に、これらの熱処理とは不可分な金属学的現象についての解説を加えて,熱処理技術を中心に据えた基礎講座プログラムで構成されており、新入社員教育などをはじめとした企業における人材育成に最適なプログラムとなっている。

 申込締切は11月16日で、以下のURLから申し込みができる。対面参加の定員は30名。参加費は正会員36000円(税込)、維持会員36000円(税込)、非会員56,000円(税込)、高専、大学、大学院に所属する学生会員および非会員に適用される学生価格は10000円(税込)。

https://forms.office.com/r/LH2YUCsFpJ

 内容は以下のとおり。

11月28日

・9:55~10:00「開会挨拶および注意事項」日本熱処理技術協会

・10:00~11:30「鋼の焼入性と合金元素」梅澤 修氏(横浜国立大学)…鋼の等温(恒温)変態線図および連続冷却変態線図、焼入性について概説の上、鋼の焼入性に及ぼす炭素量および合金元素の影響、焼入・焼戻しによる強化との組織学的関係について述べる。

・12:30~14:00「拡散」中田伸生氏(東京工業大学)…熱処理、表面処理において拡散は重要な現象である。本講義では、金属を対象とした物質の拡散について概説する。特に気/固界面や相変態を含む複相間での拡散を理解するため、化学ポテンシャル勾配による拡散を理解することを目的とする。

・14:10~15:40「残留オーステナイト」土山聡宏氏(九州大学)…焼入れした鋼中に生成する残留オーステナイトについて、その生成機構や生成量に及ぼす鋼組成と熱処理条件の影響について述べる。また、残留オーステナイトの有効利用を目的とした最近の研究についても紹介する。

・15:50~17:20「鉄鋼材料の高強度化と変形・破壊の基礎」田中將己氏(九州大学)…本講義では、材料の破壊現象について、塑性変形をほとんど伴わない脆性破壊から塑性変形を伴う延性破壊について、その特徴を材料学的な見地に立って解説する。特に塑性変形(転位運動)挙動の温度依存性に着目する。

11月29日

・10:00~11:30「金属の高温酸化」上田光敏氏(東京工業大学)…本講義では、金属の高温酸化現象を概観するとともに、酸化現象を理解する上で重要となる平衡論(金属酸化物の化学的安定性)と速度論(酸化皮膜の成長とイオンの拡散)について概説する。

・12:30~14:00「表面硬化熱処理の基礎」奥宮正洋氏(豊田工業大学)…機械構造用部品に用いられる鋼を加熱してオーステナイト組織とし、炭素または窒素を侵入させた後に焼入れして機械的性質を向上させる表面硬化熱処理に関する硬化メカニズム、得られる組織、雰囲気管理方法等について基礎的な解説を行う。

・14:10~15:40「鉄鋼材料の窒化・浸窒処理における組織制御の考え方」宮本吾郎氏(東北大学)…窒化処理や浸窒焼入れ処理によって適切な表面特性を得るためには、表層組織の制御が欠かせない。本講義では、組織制御に必要となる状態図・熱力学や拡散、化合物層、拡散層生成挙動と表面硬化の関係について概説する。

・15:50~17:20「高周波熱処理」井戸原 修氏(高周波熱錬)…高周波熱処理は急速短時間加熱、表面加熱、部分加熱を特徴とし、自動車部品など機械構造用部品の熱処理の熱処理方法として幅広く用いられている。本講義では、この高周波熱処理技術の基礎と特徴、応用について解説する。
 

kat 2023年9月21日 (木曜日)
kat

日本熱処理技術協会、10月23日、24日に2023年度 第2回熱処理技術セミナーを開催

1年 11ヶ月 ago
日本熱処理技術協会、10月23日、24日に2023年度 第2回熱処理技術セミナーを開催

 日本熱処理技術協会は10月23日、24日、対面参加(製粉会館5F 第2・3 会議室:東京都中央区日本橋兜町15-6)およびオンライン参加からなるハイブリッド形式により、「2023年度 第2 回熱処理技術セミナー-熱処理応用講座-」を開催する。テーマは、「浸炭焼入処理~浸炭焼入れを幅広く俯瞰する~」。

 第2 回熱処理技術セミナーでは浸炭焼入処理を主題として取り上げ、焼入組織、浸炭反応の基礎、材料の分析技術、最新の浸炭設備、材料技術およびシミュレーションから構成され、浸炭焼入処理を理解するための知識を幅広く学べる講座で、企業における人材育成に最適なプログラムとなっている。

 申込締切は10月13日で、以下のURLから申し込みができる。対面参加の定員は30名。参加費は正会員36000円(税込)、維持会員36000円(税込)、非会員56,000円(税込)、高専、大学、大学院に所属する学生会員および非会員に適用される学生価格は10000円(税込)。

https://forms.office.com/r/8Q59XkVckV

 内容は以下のとおり。

10月23日

・8:55~ 9:00「開会挨拶および注意事項」日本熱処理技術協会

・9:00~10:30「鋼の焼入性と焼入組織」土山聡宏氏(九州大学)…鋼の焼入性や焼入組織(マルテンサイト)ならびに得られる硬さに対して、主な支配因子となる炭素濃度の影響、および付加的に添加される合金元素の影響について概説する。また、最近の解析機器を用いた研究成果を紹介し、マルテンサイトの強化機構に関する考え方について述べる。

・10:40~12:10「鉄鋼材料の浸炭反応の基礎」宮本吾郎氏(東北大学)…浸炭処理では、所望の表面炭素濃度を得るために、雰囲気ガス組成の調整が重要であることから、その基礎となる各種浸炭性ガスと鉄鋼材料間の反応における平衡状態や反応速度、それらに及ぼす添加元素の影響や、固溶した後の炭素の拡散速度の基礎的な考え方について解説する。

・13:10~14:40「浸炭焼入設備の変遷と今後の動向」藤原 稔氏(DOWA サーモテック)…各種産業を支える重要工程である熱処理は長年にわたるプロセス開発と合わせ、それに供する熱処理設備においても各時代の背景、ニーズに合わせた技術開発で進歩、発展してきた。本講義では浸炭焼入設備を中心に、これまでの変遷を振り返るとともに新たな時代の要請に即した今後の熱処理設備の技術動向についても紹介する。

・14:50~16:20「進化する滴注式ガス浸炭」木立 徹氏(オリエンタルエンヂニアリング)…現在、ガス浸炭法としては変成炉式と滴注式のガス浸炭法がある。滴注式浸炭法はメタノール分解ガスをキャリアガスとし、高CO、高H2雰囲気での高速かつ均一な浸炭が可能である。近年では真空排気機構、断熱構造等の改良により省エネルギー化、安全性、品質が向上している。本講義では、本方式の基礎的な原理と特徴について解説する。

・10月24日

・10:00~11:30「数値シミュレーションと実験をつなぐデータ同化」山中晃徳氏(東京農工大学)…熱処理において材料内部で進行するミクロ組織形成の数値解析手法としてフェーズフィールド法が有用であるが、定量的な解析結果を得るためには数理モデル内のパラメータや物性値が必要である。本講義では、取得可能な実験データからパラメータなどを逆推定するとともに、解析結果の精度向上に有効なデータ同化について解説する。

・12:30~13:30「真空浸炭炉内のガス流れ・浸炭の連成シミュレーション」牧野総一郎氏(豊田中央研究所)…本講義では、真空浸炭炉内のガスの流れを、材料への浸炭と連成しながら計算する新しいシミュレーション技術について、一般的な流体シミュレーション技術の概要を含めて紹介する。また、本手法を実際のテスト浸炭炉や、複数の鋼材が配置されるバッチ式浸炭炉に適用した際の予測精度や有用性、今後の展開についても紹介する。

・13:40~15:10「材料表層のキャラクタリゼーション」杉山昌章氏)(大阪大学)…本講義では、鉄鋼材料の熱処理組織を調べる電子顕微鏡(SEM、TEM)や三次元アトムプローブ法の概要を述べ、浸炭などの表層からの深さ分布を考慮する場合に重要となる試料の作製方法や、X線回折法、グロー放電発光分析(GDS)法、FE-EPMA法、電子後方散乱回折(EBSD)法など、材料表層の分析技術について概説する。

・15:20~16:50「浸炭部品の高性能化のための材料技術」奥田金晴氏(JFEスチール)…浸炭用鋼材は、自動車用機械部品としての優れた強度・疲労特性や部品製造工程でもさまざまな特性が要求され、最近ではカーボンニュートラル(CN)の観点からの対応技術も求められている。本講義では、浸炭用鋼材に求められる代表的な特性とその向上策、CNの観点から部品製造工程省略を目的とした研究事例について紹介する。
 

kat 2023年9月21日 (木曜日)
kat

BASF、中国・湛江の統合生産拠点で合成ガスプラントの建設に着工

1年 11ヶ月 ago
BASF、中国・湛江の統合生産拠点で合成ガスプラントの建設に着工kat 2023年09日21日(木) in

 BASFは、中国・湛江のフェアブント(統合生産拠点)で合成ガスプラントの建設を開始した。フェアブント拠点に完全に統合される世界的規模の合成ガスプラントは、2025年の稼働開始を予定している。BASFは合成ガスプラントにおいて独自のプロセスコンセプトを採用、従来の合成ガスプラントよりもCO2排出量を削減することで、同社のサステナビリティ目標達成に貢献していく。

BASF湛江フェアブント・プラント建設開始式典の様子

 

 この最先端の設備では同社の生産フェアブントで使用される合成ガスと水素が製造される。合成ガスプラントで採用される製造技術は、主にエチレンオキサイドプロセスの副産物であるCO2オフガスや、スチームクラッカーの稼働による余剰燃料ガスを利用して合成ガスを製造するもの。

 BASFアジア太平洋地域の石油化学品事業本部のシニアバイスプレジデントである ビア・ダーバー・メータ氏は「合成ガスプラントの技術的コンセプトは中国初となるもので、2050年までにクライメート・ニュートラル(気候中立)を達成するという当社のコミットメントを明確に示すもの。他の技術と比較すると、これらの革新的なプロセス技術は湛江フェアブント拠点の直接的なCO2排出量を削減し、特に当社のオキソおよびエチレンオキサイド製品のカーボンフットプリントを低減するのに役立つ」と述べている。

 合成ガスプラントでは上記以外の原料も使用できるため、より安定した生産を実現。2025年までには、再生可能エネルギーを100%利用する電力が供給される予定としている。

 BASFの湛江フェアブント拠点は同社にとって最大の投資となり、完成時には最高100億 ユーロに達する見込み。この拠点はBASFの単独責任で運営され、ドイツのルートヴィッヒスハーフェン、ベルギーのアントワープに次ぐ、世界第3位のフェアブント拠点となる。

kat