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NTN、中東・アフリカ市場の販売拡大狙い、UAEに販社を新設
NTNは、今後市場の拡大が見込まれる中東・アフリカ地域の販売拡大を目的に、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイに販売会社「中東NTN販売」を新設する。新会社設立により、営業・技術サービス体制を構築・強化し、中東・アフリカ地域における販売拡大に取り組んでいく。
中東NTN販売が入居するビル
中東市場は、サウジアラビアやUAEなど湾岸協力会議(GCC)諸国における石油・ガス関連や、社会インフラ関連などの産業において、中長期的に需要が見込まれる。一方、アフリカ市場についても豊富な天然資源と10億人を超える人口を有し、産業機械補修、自動車補修ともに潜在需要の高い市場となっている。
NTNではこれまで、日本、欧州、シンガポールの販売・物流拠点から商品を出荷し、中東・アフリカ地域の需要に対応してきたが、中長期的な需要拡大を見据えて2017年にUAE駐在員事務所を設立、市場動向などの調査を行うとともに、販売体制の検討を進めてきた。
同社では今回、今後の需要拡大を見越し、中東・アフリカ市場の営業活動を加速させるため、新たに販売会社を設立する。新会社である中東NTN販売はNTNシンガポール販売の100%子会社で資本金は約2900万円。新会社は代理店の新規開拓など補修販売ネットワークの整備や拡充に取り組むほか、営業窓口を一本化し、商流を整理・統合することで、販売ならびに収益の拡大を図る。
NTNは、グローバル市場における産業機械の補修や自動車補修(オートパーツ)の需要に対応すべく、幅広い商品ラインアップと国内外の大手代理店との強固な連携を通じた販売ネットワークの構築を進めているが、今回設立する新会社を拠点に、中東・アフリカ地域で積極的な営業活動を展開し、補修市場における販売拡大とシェア獲得に取り組んでいく考えだ。
ジェイテクト、新開発の高圧水素供給バルブと減圧弁が新型MIRAIに採用
ジェイテクトが新開発した「高圧水素供給バルブ」と「減圧弁」が、昨年12月9日に発売されたトヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)、新型「MIRAI」に搭載された。
高圧水素供給バルブは燃料電池自動車の燃料となる高圧水素が貯蔵されているタンクに装着され、高圧水素を封止/供給する役割を担い、一方、減圧弁は、バルブから供給された高圧水素を下流のスタックで使用可能な圧力まで減圧する役割を担う。
高圧水素供給バルブ減圧弁
ジェイテクトでは、2014年に発売された初代「MIRAI」にこれらの製品を供給していたが、今回の開発品では、FCVの本格量産に向け、スマート工法採用により造りやすさを向上させたほか、スマート設計により約30%減という部品点数の削減などを図り、小型・軽量化を実現するとともに性能を高め、燃費向上や製品の耐久性向上に寄与している。
開発品では同社従来品に比べ、水素供給流量に関して高圧水素供給バルブで43%増加し、減圧弁で21%増加、また、軽量化の点では減圧弁が38%減少しているほか、減圧弁の作動耐久性がより向上している。さらに、いずれも国連規則(UNR)に適合している(装置単位ベースでの相互認証)。
高圧水素バルブ、減圧弁搭載図
イグス、ボールねじナットから置き換え可能なポリマー製の送りねじナットを開発
イグスは、ポリマー製送りねじナット「ドライスピン」のラインアップに、射出成形で製造された「ドライスピンJGRM(製品番号: DST-JGRM-×)」を新たに追加した。新設計のポリマー製送りねじナットは無潤滑で耐摩耗性に優れ、高荷重に対応し、ボールねじナットからの置換えが可能。オプションで、ステンレスプレートを取り付けたヘビーデューティーバージョンも用意している。
ドライスピンJGRM
建設機械やアクチュエータ、追尾式太陽光発電架台など幅広い用途で使用される送りねじには、高荷重下での安全性や長寿命が求められる。新開発のドライスピン JGRM 送りねじナットは、こうした用途専用の送りねじナットで、新設計によりラジアル荷重とアキシアル荷重を分散させ、従来のフランジ付き送りねじナットよりも大きな力を吸収できる。
標準的なボールねじナットと同じ取付サイズおよびピッチに対応しているため、簡単に置き換えが可能で、φ14mm、φ16mm、φ18mm、φ20 mmのねじサイズに対応。
新開発の送りねじナットは、軽量でコスト効率に優れるほか、独自開発の高性能ポリマー「イグリデュールJ」材質を使用しているため摩擦係数が非常に低く、丸みを帯びたねじ面とボールの不使用により、非常に滑らかに動く。送りねじナットには固体潤滑剤が配合されているため、潤滑剤の供給が不要でメンテナンスフリーを可能にしている。
JGRMには、高いアキシアル荷重向けにステンレスプレート付きのヘビーデューティーバージョンも用意。ステンレスプレートはナット前面に取付けられており、力を分散させる耐荷重面が増え、ねじヘッドとプラスチックが接触しない。ヘビーデューティーバージョンは、イグス本社(独ケルン)の広さ3,800㎡の試験施設でのテストで最大6MPaの荷重を吸収し、同等の樹脂製フランジ付き送りねじナットより50%高い負荷に耐えることが実証されている。
イグス、ラベリングマシン向けに無潤滑の黒色ガイドローラーを開発
イグスは、ラベリングマシン用として新たに、黒色ガイドローラーを開発した。組立済みのためすぐに取付け可能な本製品は、黒色アルマイト処理したアルミニウム製のチューブと、高性能ポリマーであるクシロデュールを使用して無給油・無潤滑でメンテナンスフリーを実現した樹脂製ボールベアリング「クシロス」で構成。
クシロス ボールベアリングは、無潤滑・メンテナンスフリー、衛生的で起動トルクが極めて低いという特性から、主に包装・食品機械業界で採用されている。このクシロスとアルミニウム製/カーボン製/PVC製のチューブを組み合わせた「クシロス ガイドローラー」は完全組立済みシステムで、フィルムやラベルの方向転換、搬送用ガイドローラーとして使用されている。
金属製ガイドローラーに比べて最大48%の軽量化と42%の低慣性化が図れることから、加速に必要なエネルギーを小さく抑えられることで、ローラーは素早く搬送速度に到達できる。
今回ラインアップに追加された新しい黒色アルミニウム製ローラーは、黒色製品に対するユーザーニーズから誕生。黒色アルマイト処理を施したアルミニウム製のローラーと、黒色のクシロス フランジ付きクシロデュールS180製ボールベアリングを組み合わせて開発された。開発品は黒色で光反射がないため、カメラシステムにも適している。
ユーザーの使用条件に適したガイドローラーの選定では、イグスのオンラインツール「ガイドローラーエキスパート」が利用できる。このオンラインツールに外径・内径、ローラー長、荷重条件、環境温度を入力すると、ローラーにかかる力が計算され、適切なチューブ材質を選定。提示された選択肢から、たわみや、重量、価格データを基にガイドローラーを選択し、その場でオンライン注文することができるまた、コンフィギュレーション用のCADデータのダウンロードも可能となっている。