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ジェイテクト、柔軟構造の介護作業向けアクティブ・パワーアシストスーツを2021年に発売
ジェイテクトは、パワーアシストスーツJ-PASシリーズ第3弾として、介護作業への適用に主眼を置いて、金属フレームがなくやわらかい構造で、かつ装着者の体の動きをセンサーで検出して作業に応じたタイミングと力でアシストを行うアクティブ・パワーアシストスーツ「J-PAS fleairy™(ジェイパス フレアリー)」を開発した。商品名のfleairy はflexible(やわらかい)+airy(軽い) の造語で、介護において大切な「ふれあい」の意味も併せ持つ。2021年の販売開始を予定している。
商品イメージ
同社では、少子高齢化・人手不足といった社会課題への貢献を果たすべく、持続的成長の柱の新領域の一つとしてパワーアシストスーツを開発、2018年から、主に製造業向けに日本国内での販売を開始している。
一方、介護業界からの問い合わせも多く、介護作業でも作業負担軽減のニーズが高いと見て、介護の現場において介護作業の調査や介護士の方々へのヒアリングを実施してきた。その結果、金属フレームがなく柔らかい構造で、かつ作業に応じたタイミングと力でアシストを行うような、新しいアシストスーツが必要との結論に達し、今回新コンセプト構造のモデルを開発したもの。
開発品は軽く、やわらかいフレームレス構造の採用により、衣服に近い構造で装着者にフィットして動きやすく、長時間でも快適に作業ができる。「Human Harmonics®(人と機械[モノ]の調和) 介護作業に安心とやさしさを みんなが笑顔になれる社会のために」を商品コンセプトに、介護作業での腰痛予防が図れるアクティブ・パワーアシストスーツとした。
開発品の主な特徴は以下のとおり。
1.構造:ベルト巻き上げ機構によるフレームのない新しい構造と、従来を刷新する衣服に近いデザイン
2.軽量:モーターで駆動するパワーアシストスーツとしては業界最軽量クラス(同社調べ)
3.装着のしやすさ:軽量のため扱いやすく、装着の手数を少なくした分かりやすい装着手順
4.アシスト感:抱え込みながら行う移乗支援作業や中腰姿勢での介助作業において、しっかりとしたアシスト感と多様な作業へのフィット感を実現
5.動きやすさ:軽量かつ装着部が柔らかいため、介助時だけでなく、歩行などの動作においても滑らかに対応
6.安全・安心感:装着者の前面に硬い部材がなく、介助を受ける側にも安全で、やわらかさや安心感を与えるデザイン
これらの特徴により、複数の介護作業における腰部への負担を大幅に軽減できる。
同社では、すでに発表済みの自立支援トレーニングロボット「J-Walker テクテック」とともに、介護業界のユーザーニーズに対応すべく、さらなる製品・サービスの充実を図っていく考えだ。
試作機での代表作業事例:介護作業における腰部の負荷軽減効果(筋電位測定)