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ファナック、加工機・ロボットによる自動化システムの簡単スタートアップパッケージを販売開始

 ファナックは、切削加工機・放電加工機・射出成形機など加工を司る「ロボマシン」とロボットを組み合わせたシステム構築に必要な基本要素をパッケージ化した QSSR (Quick and Simple Startup of Robotization) を開発し、販売を開始した。

 QSSRを使用したシステム構築により、設計工数やシステム立上げ時間を大幅に短縮し、ロボマシンとロボットによる自動化システムの簡単設置、簡単設定、簡単操作を実現する。

 小型切削加工機「ROBODRILL α-DiBシリーズ」と「LR Mate 200iD」による 「ROBODRILL-QSSR」は、加工ワークの自動交換に最適なロボットシステム。ロボット取付架台、安全柵、簡単接続機能、ロボットのサンプルプログラムなど、ロボットシステム構築に必要な基本要素をパッケージ化し、加工現場の自動化を実現する。側面自動ドアは、サーボモータ駆動式も選択可能で、エアシリンダ駆動式に比べドア開閉時間が約40%と高速で、さらにロボットとの同時動作によりワーク脱着時間の大幅な短縮が可能。

ROBODRILL-QSSR
ROBODRILL-QSSR

 

 電動射出成形機「ROBOSHOT α-SiAシリーズ」と「LR Mate 200iD」による 「ROBOSHOT-QSSR」は、成形品の取出しや成形後の組立に最適なロボットシステム。ロボット取付架台、安全柵および安全装置、ロボットのサンプルプログラムなど、システム構築に必要な基本要素をパッケージ化し、成形現場の自動化を実現する。あらかじめ組み込まれたロボットのサンプルプログラムに、アプリケーションに合わせた位置教示を追加することで、ロボット動作のカスタマイズが可能。

ROBOSHOT-QSSR
ROBOSHOT-QSSR

 

 ワイヤカット放電加工機「ROBOCUT α-CiBシリーズ」と「M-20iA」による「ROBOCUT-QSSR」は、加工ワークの自動交換に最適なロボットシステム。ロボット取付架台、安全柵および安全装置、ロボットのサンプルプログラムなど、システム構築に必要な基本要素をパッケージ化し、加工現場の自動化を実現する。コア・ステッチ機能は、荒加工後に除去が必要な中子をワークに一時的に固着。仕上げ加工前にロボットで中子の除去を行うことにより、ワークの自動交換と合わせて、長時間の連続無人運転が可能となっている。

ROBOCUT-QSSR
ROBOCUT-QSSR