協同油脂は、インド北部のハリヤナ州に、合弁会社「KYODO YUSHI INDIA(KYI)」を設立し、営業を開始した。これまで、インドでは代理店を通じて営業活動を行っていたが、今後は同社のグローバル戦略の重要拠点として、インド市場におけるノウハウを蓄積するとともに、現地社員を育成することによって同社ブランドの各種グリース・潤滑油剤の販売拡大を推進する。合弁会社の出資比率は協同油脂60%、ドイツのCARL BECHEM社が40%。
インドでは、同社の取引先として特に自動車部品、軸受、精密部品メーカーなどが市場において存在感を高めている。KYIは協同油脂のグローバル戦略の一環として、インドの顧客に密着した営業活動やサービス、さらには製品の安定供給、顧客の要望などに対する迅速対応を行っていくことで製品の拡販を図る。