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日立オートモティブシステムズ、高度安全走行システム事業の強化に向け「情報安全システム事業部」を新設

 日立オートモティブシステムズは、今後、市場拡大が見込まれている自律走行システムなどの高度安全走行システム事業を強化するため、「情報安全システム事業部」を4月1日付けで新設する。新事業部は、既存の事業部であるパワートレイン&電子事業部、エンジン&シャシー事業部、走行制御事業部、市販事業部に次ぐ五つ目の事業部であり、既存事業部の最先端の製品や日立グループの技術を基に高度安全走行システムを構築し、自動車メーカーへの積極的な提案・販売を推進することで事業拡大を図る。

 今後、自動運転やコネクティッドカーの実用化に向け、次世代ビークルの中核技術が先進運転支援システム(ADAS)から自動走行、自律走行システムへと進展していく中で、情報を活用した高度安全走行システムの先端的な技術開発と事業化が中長期的な事業戦略において重要となっている。

 同社は、新設する「情報安全システム事業部」により、強みである電子・電動化製品やコントローラーとソフトによる統合制御技術に加え、日立製作所やクラリオンなど日立グループが有する情報・通信システムなどの強固な技術との融合により、高度安全走行システム事業での競争優位性を構築し、他社に先んじた事業展開を目指す。

 「情報安全システム事業部」の組織は、事業戦略策定やシステムエンジニアによるソリューション提案などを担う「グローバル事業企画部」のほか、「設計開発本部」、「システム品質保証部」などで構成され、人員体制は約200人でスタートし、今後、適宜拡充を図る。