出光興産は、中国での高性能潤滑油の販売増に対応するため、子会社である出光潤滑油(中国)有限公司の潤滑油製造装置の能力増強工事を実施した。増強後の製造能力は12万キロリットル/年で、同社グループ最大の海外潤滑油工場となる。
中国では、自動車産業をはじめとする各産業の高度化により、近年、潤滑油の需要が増加している。出光潤滑油(中国)の工場は、2004年12月に操業を開始し、天津本社、上海支店、広州支店、長春営業所、重慶営業所、北京営業所の6拠点体制で、各種自動車用潤滑油や工業用潤滑油の製造・販売を行ってきた。今回は、製造能力を従来の5万6千キロリットル/年から12万キロリットル/年へ増強し、10月16日に同工場で完工式を開催した。