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「メカトロテックジャパン2015」が今週水曜(10/21)から開催

記者会見のもよう記者会見のもよう 国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2015(MECT2015)」が、10月21日(水)~24日(土)までの4日間、名古屋市港区のポートメッセ名古屋で開催される。今回の展示規模はリーマンショック前の2007年展に次ぐ1915小間で、前回展を9.6%上回った。主催はニュースダイジェスト社(樋口八郎社長)。

 出展社数は444社・団体。うち全出展者の15.5%にあたる69社が初出展会社となる。出展製品では、少なくとも255社から518点の1年以内に発表された新製品が展示される予定。海外からの参加は25カ国・地域を数える。

 今回のテーマは「好機到来。ものづくり技術×最新マシンで次代を切り開く」。先月行われた記者会見で樋口社長は、「2007年に記録した史上最高の小間数に迫り、2番目の規模で開催する運びとなった。私どもは、毎回、他にはない展示会をやりたいという思いが強く、実演加工を会場内で行うのが一つの呼び物にもなっている。今回もコンセプトゾーンというコーナーをつくっており、一般的には馴染みがないかもしれないが、“マグネシウム加工”をテーマに企画している。マグネシウムというと“燃えてしまうのではないか”という火災の可能性が懸念される材料の一つだが、マグネシウム合金を使った“燃えない・割れない”を前提とした実演加工を予定している。特に複合加工機を使った切削加工では、燃えてしまうのではないか、といわれているが、アルミよりもさらに軽いので、今後の軽量化において注目される技術のひとつであろう」と、最新技術動向に触れた。

 その他の企画として、日本工作機械工業会では会期中の会場内で「工作機械トップセミナー」を開催する。全国からは大学生が約400名、最終日に会場の見学をする予定。また、愛知県主催のロボットセミナーの開催もされる。

 メカトロテック2015の共催者である伊藤高潤 愛知県機械工具商業協同組合 理事長は、今回の展示会について、「微力ながら、たくさんの来場者を集めていきたい。来場者にとって有益な技術情報伝達の展示会となりますよう注力していく」とコメントしている。