オムロンは、ビジョンセンサー技術やロボット制御技術を強みとする産業用ロボットメーカーの米・アデプト テクノロジー社(アデプト社)を買収する。
オムロンは株式公開買付を通じてアデプト社の株式を取得し、続いて合併を実施する。アデプト社は、米国を拠点とする産業用ロボットメーカーで、多様なロボットを制御する技術や、ロボットの目となるビジョンセンサー技術を保有していることを強みとしている。特にロボット制御技術では、高速性となめらかな軌跡制御の両方を実現する技術を持ち、ロボット性能のカギとなる繰り返し精度において、業界最速の性能を実現している。
オムロンは、同社の制御機器と自動化技術にアデプト社のロボット技術を組み合わせ、新たなソリューションとして自動車や電子機器、食品・飲料などのメーカーに提案するという。