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ミネベア、外径1.5mmボールベアリングが世界最小の量産可能なスチール製ボールベアリングとしてギネス世界記録に認定

1.5mmベアリングイメージ写真1.5mmベアリングイメージ写真 ミネベアは、同社が製造する外径1.5mmのスチール製ボールベアリングが2015年8月28日、世界最小の量産可能なボールベアリングとしてギネス世界記録に認定されたと発表した。

 この記録は、現在世界における量産可能なスチール製ボールベアリングの中で最小サイズであることを認定されたもの。認定証の授与を受けて、貝沼由久社長は「当社の原点であるミニチュアボールベアリングが、世界最小の量産可能なスチール製ボールベアリングとしてギネス世界記録に認定され、大変嬉しく思っている。この栄えある記録を実現できたのも、技術者をはじめ、関係者一同のたゆまぬ情熱があったからこそと思っている。私どものスローガン、『Passion to Exceed Precision 精密を超える情熱』は二つの意味がある。一つは精密を超える『超精密』への情熱、もう一つは精密にこだわらずに新しい分野に進出する情熱。今回の認定では、前者を体現することができた。今後も、皆様のお役に立つ製品を生み出していくよう、より一層の努力をしていきたい」とコメントした。

 ギネス世界記録に認定されたボールベアリングは、日本の機械式腕時計の中に搭載されているトゥールビヨン機構に採用されている。今まで、ルビーなどの宝石を使って繊細な軸を支えていた機械式腕時計の中でも、設計と製造が一番難しいと言われるトゥールビヨン機構に初めてこの小さなボールベアリングを採用されたという。