車両外観のイメージ 川崎重工業は、西武鉄道より同社向けに初めてとなる新型通勤車両「40000系」80両を受注したと発表した。本車両は兵庫工場(神戸市)で製作し、2016年度から2019年度にかけて納入する予定。
今回受注した車両は、最新技術のモーターを採用するなど、従来車両よりも省エネルギー化・低騒音化を進める。また、車内には空気を浄化する「プラズマクラスター」を搭載し、車内環境の向上も図る。
さらに、同社初の試みとして、従来の車いすスペースを拡大し、車いすやベビーカーを利用の乗客や、大きな荷物を持った乗客も快適に利用することが出来るパートナーゾーンを設け、車いすを固定することができる設備や軽く腰掛けられる新しいデザインの座席を設置するなど、新たな車両バリアフリーの形を導入する。
車両の外観には、西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ、山の緑と空の青をイメージした沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングを採用している。