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住友化学、リチウムイオン二次電池用セパレータの生産能力を倍増

 住友化学は、リチウムイオン二次電池用セパレータ「ペルヴィオ」の生産能力を2倍強に引き上げると発表した。

 既存の大江工場(愛媛県新居浜市)の生産能力を来年春までに約1.3倍に増強するとともに、韓国の子会社内に工場を新設する。韓国の新工場は2017 年から量産開始予定。

 同セパレータは、ポリオレフィン基材にアラミド樹脂で耐熱層を形成することにより、電池の安全性確保に寄与する点が特長。パナソニックの円筒形リチウムイオン二次電池への採用を通じて、主に車載用途で採用されている。同社では、さらなる需要の拡大が見込まれるため、既存の大江工場の能力を増強する一方で、分散立地による安定供給体制の構築や将来の拡張余地などを考慮し、韓国に新工場を設置することとした。