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三菱自動車、インドネシアにおける生産体制を再構築

 三菱自動車工業、三菱商事は、インドネシアの現地パートナーであるPT Krama Yudha(以下KY)とともに、新生産合弁会社であるミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(以下MMKI)を設立し、ジャカルタ市の東37㎞に位置するGIIC工業団地に新工場を建設すると発表した。

 3社は、インドネシアにおいて1970年から生産・販売を続け、2014年末には累計130万台(小型商用車および乗用車)の販売を行っている。またインドネシアは、世界第4位の人口を有し、経済成長とともに需要の増加が期待される市場であり、今後その成長を確実に取り込むためには、これまでの小型商用車中心から乗用車への展開拡大を進めていく必要があると判断した。

 今回、新たに建設する工場は、2017年4月に操業を開始し、生産能力は年16万台。従来の生産車種「COLT(コルト) L300」等に加え、新たに開発する小型MPV(多目的車)と、新型SUV(スポーツ多目的車)「パジェロスポーツ」の乗用車を生産する計画で、生産した車両の一部はアセアン各国にも輸出する予定であり、タイに続くアセアンの主要生産拠点として重要な役割を果たすことになる。なお、新型車開発費を含めた総投資額は、約600億円となる予定。