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マツダ、タイの新工場でトランスミッションの量産を開始

 マツダは、タイ・チョンブリ県に建設した新工場「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.」(MPMT)で、トランスミッションの量産を開始した。

 今回、MPMTで生産を開始した新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」は同社の新世代技術「SKYACTIV技術」の一つ。40万基規模の年間生産能力を擁するMPMTの稼働により、マツダの「SKYACTIV-DRIVE」のグローバル年間生産能力は、防府工場(山口県防府市)のトランスミッション工場と合わせて約154万基となる。なお、MPMTで生産するトランスミッションは、タイのオートアライアンスを含むグローバル生産拠点で、新型「Mazda2」(日本名:デミオ)、新型「Mazda3」(日本名:アクセラ)や「マツダ CX-5」などに搭載される。

 同社は、2012年2月に発表した「構造改革プラン」の中で重要施策の一つとして掲げた「グローバル生産体制の再構築」を推進しており、今回のMPMTでのトランスミッション量産開始もその一環と位置付けている。また、同社は、SKYACTIV技術を搭載した車両の導入も計画通り進めており、2016年3月期にはマツダ車に占めるSKYACTIV技術搭載車の比率が85%以上となる見通し。

MPMT外観MPMT外観