安川電機は、国内ロボット生産体制の再構築を目的に、中間事業所(福岡県中間市)内に新第3工場を新設する。
自動車関連市場を中心にグローバルで自動化・省力化を目的としたロボット導入が加速するとともに、ロボットの需要が高まっている。同社は、国内では13年度に北九州市の八幡西事業所内にロボット第2工場を新設し、既設のロボット第1工場および第3工場と合わせ、3工場による生産体制を整備した。
今回、さらに拡大するロボット需要に対応するため、さらなる生産能力増強と生産性向上を目指し、中間事業所内にロボット新第3工場の新設を実施する。
大型ロボットの生産工場となる中間新第3工場は、隣接する部品の機械加工工場と直結し、部品加工・組立・試験・塗装・艤装の一貫生産により全体最適化を実施し、生産性を向上する。現在、大型ロボットを生産している八幡西事業所の第3工場は、今後、ロボット適用用途の拡大を狙いとした試験設備を充実させ、信頼性試験エリアを拡張する。これにより、生産力と合わせて開発力を強化する狙い。
中間新第三工場完成予想図