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島津製作所、国内で初めてX線TVシステムによる骨密度測定を実現

島津製作所「SONIALVISON G4用骨密度測定アプリケーション Smart BMD」 島津製作所は、X線TVシステムSONIALVISION G4用骨密度測定アプリケーション「Smart BMD」の販売を開始した。国内で初めてX線TVシステムによる骨密度測定を実現した。

 日本国内における骨粗しょう症罹患者数は、高齢化の影響もあり1300万人と推定されている。その主な合併症である骨折は、日常生活動作やQOL(生活の質)を著しく低下させ、また死亡リスクを増大させる。そこで、骨折リスクを早期に診断して予防的治療につなげることが推奨されている。

 骨粗しょう症の診断は、X線装置により骨の形状や骨折の有無などを画像で確認するとともに、骨の強度の重要な要因である骨密度を専用装置で測定し、骨の強さを判定することにより行われている。同社は、2013年1月の発売のX線TVシステムSONIALVISION G4に搭載することで、骨密度を簡単・短時間に精度よく測定できる同アプリケーションを開発し、骨粗しょう症の診断に必要な検査を1台の装置で行えるようにした。

 同アプリケーションを搭載したSONIALVISION G4は、骨折が疑われる部位を撮影することで画像診断に寄与するとともに、腰椎および/または大腿骨近位部をスキャンすることで骨密度測定が可能なため、被検者を移動させることなく一連の検査ができる。また、骨密度測定の際は、目視による位置合わせを行った後に、透視機能を用いて測定部位の微調整・確認を簡単に精度よくスピーディーに行うことができるため、被検者の負担の軽減と検査スループットの向上を実現する。