マツダは、タイ・チョンブリ県にエンジン工場を建設すると発表した。新エンジン工場における最初の生産機種はタイ市場向けの新型「Mazda2」に搭載される「SKYACTIV-D1.5」で、2015年第4四半期から同エンジンの組立を開始する計画。
マツダは2014年2月、低燃費・低公害の小型車に優遇税制が適用される同国のエコカー優遇制度(第2期)に新型「Mazda2」を申請し、タイ政府から認可を受けた。新エンジン工場は、同制度の要件に対応して建設するもの。また、認可を受けて、タイ市場向けの新型「Mazda2」の生産を同国におけるマツダの車両生産拠点である「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」にて、本年10月27日より開始した。
新エンジン工場は、年間生産能力3万台のエンジン組立工場からスタートし、その後エコカー優遇制度(第2期)の要件に合わせて、エンジン機械加工工場の建設や生産能力を増強していく予定。なお、マツダのSKYACTIVエンジンの生産は、日本の本社工場、中国の「長安フォードマツダエンジン有限公司」、メキシコの「マツダデメヒコビークルオペレーション」に続いて、タイが4拠点目となる。