HondaJet量産1号機の初飛行の様子 ホンダの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、パールグリーンにメタリックゴールドのストライプの塗装を施したHondaJet量産1号機が初飛行に成功したと発表した。
量産1号機は米国東部時間6月27日、HACI本社がある米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、飛行特性や各種システムの機能試験を行ったあと、飛行試験を無事に完了した。これにより、これまで米国連邦航空局(FAA)の型式証明(TC:Type Certification)取得のために飛行試験を重ねてきた認定試験用機に加え、量産1号機についても飛行が開始される。
2014年5月にスイスで開催されたビジネス航空ショー「EBACE2014」で写真を初公開した量産1号機の初飛行は、2015年のデリバリー開始に向けHondaJetの量産機の生産が新たなフェーズに入ったことを意味する。HondaJetの開発責任者であり、HACI社長の藤野道格氏は、「HondaJetは優れた技術力とものづくりにかける情熱の結集であり、今回の量産1号機の初飛行は最先端の小型ビジネスジェットをお届けする上での重要な節目となります」と話している。