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NTN、2015年度からメキシコでハブベアリングとCVJを量産

 NTNは、メキシコの新会社「NTN MANUFACTURING DE MEXICO, S.A.DE C.V.(以下、NTNメキシコ製造)」で、自動車用商品の量産を開始することを決定した。

 NTNは、2013年4月にスタートした2年間の中期経営計画「復活2014」において、利益を造る企業体質への変革を目指しており、「現地・現物・現人」の考えに基づき、為替に左右されない体制を確立することで、成長市場における事業拡大を図っている。

 メキシコは世界有数の自動車生産大国であり、最近では世界各国の自動車メーカが相次いで進出するなど、今後ますます市場拡大が期待される。同社では、現地生産体制を強化することで、メキシコ市場におけるさらなる需要増大に応える。

 同社は、米州地区において、アメリカ、カナダ、ブラジルに自動車用商品の製造拠点を構え、ハブベアリングおよび等速ジョイント(CVJ)を生産している。メキシコにおいては、2013年にNTNメキシコ製造を設立し、具体的な量産計画の検討を進めてきた。NTNメキシコ製造では、当面はメキシコ国内のハブベアリングおよびCVJの需要に対応するが、将来的には自由貿易協定(FTA)なども活用し、北米地区全体への供給拠点として、リスク分散と生産負荷の平準化などを進める。

 2014年5月より建設工事に着工し、2015年度から量産開始の予定。従業員は、当初100名程度でスタートし、2017年度に約300名まで順次増員する計画。売上高は、2018年度に約200億円を計画している。