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ジヤトコ、バルセロナの日産施設内に事務所を開設

 ジヤトコは、スペイン・バルセロナに事務所を開設したと発表した。。Nissan Technical Center Europeの敷地内にオフィスを構え、欧州における日産のCVTプロジェクトの実験業務、および品質業務を担当するという。人員は4名。同事務所の開設により、主要顧客である日産自動車と、開発・実験業務の分野で連携を強化し、欧州市場のニーズに、よりきめ細かく対応する。

 現在欧州市場では、日産車を中心とした16車種に、ジヤトコ製CVTが採用されている。2014年1月には、欧州で人気のあるディーゼルエンジンとCVTを初めて組み合わせた日産キャシュカイが発売された。

 同社は、2012年度の生産台数年間490万台、売上高5925億円のトランスミッション専業メーカーで、2013年のCVT市場に占める同社のグローバルシェアは49%。2018年度までに売上高1兆円の達成を目指しており、その時点での海外:国内生産比率は2011年の2:8から、7:3となる見込みだという。欧州でのビジネス拡大は、その重要な一翼を担うもの。