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川崎重工、ばねにCFRPを採用した鉄道車両用台車を納入

川崎重工「efWING」 川崎重工業は、世界初となるCFRPばね採用の鉄道車両用台車「efWING」2台を、熊本電気鉄道に納入したと発表した。今回納入した台車2台は、熊本電気鉄道が有する車両に装備され、14日より同鉄道の藤崎宮前駅から御代志駅に至る路線で営業運転に投入された。

 川崎重工が開発した新型台車は、従来の台車では鋼製であった台車フレームの一部に、高い強度と軽さを併せ持つCFRPを採用するとともに、サスペンションの役割を通常のコイルバネではなく、弓型のCFRPバネに持たせることで、二つの機能を一つに集約している。これにより、台車の大幅な軽量化が図られ、エネルギーコストの削減を可能とし、環境保全に寄与する。

 また、高いサスペンション機能により、各車輪がレールに与える力が安定し、乗り心地を向上させるとともに、輪重抜けを半減させ、脱線に対する安全性能を向上させている。