JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)の熱延工場は、2月25日に累計生産量2億tを達成したと発表した。1958年4月の第1熱間圧延工場操業開始から56年かけての記録達成となる。
東日本製鉄所は、戦後初の銑鋼一貫型の臨海製鉄所として1951年に開所し、1958年に第1熱間圧延工場、1963年に第2熱間圧延工場が稼働を開始した。1995年にはエネルギー効率に優れた世界最新鋭の第3熱間圧延工場が稼働開始し、第1、第2熱間圧延工場から生産を引き継ぎ、現在に至っている。
第3熱間圧延工場は、自動車向け鋼板、缶用鋼板、ステンレス鋼板、高炭素特殊鋼板等、多品種の高付加価値製品を製造している。1996年に世界初の熱間エンドレス圧延設備を導入し、2001年には、第47回大河内記念生産賞「世界初のエンドレス熱間圧延プロセスの開発と新製品の商品化」を受賞している。
東日本製鉄所では、1987年に累計生産量1億t、2001年に累計生産量1.5億tを達成している。