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第18回おおた工業フェア開催、医療機器に重点を置いたイベントで来場者集める

展示会のもよう展示会のもよう 大田区などが主催する「第18回 大田区高度技術・技能展 おおた工業フェア」が2月13日~15日の三日間、大田区南蒲田の大田区産業プラザ(PiO)で開催された。区内の中小製造業や工業団体など113社・団体が出展。また、今回は特別出展として医工連携スペースを設置、基調講演では厚生労働省 医政局 経済課 医療機器政策室 室長の関野秀人氏による「厚生労働省の医療機器産業政策」が行われるなど、中小企業が新規参入を目指す医療機器市場に重点を置いたイベントとなった。

 講演では、医療機器の輸入金額が約1.1兆円であり、国内売上高の約44.4%を占め、輸出額の約2.2倍となっているが、治療系機器では輸入金額が多く、診断系機器では輸出金額が上回っている現状などを解説した後、日本再興戦略や医療機器産業ビジョン2013に基づいて行われている同省の医療機器産業政策についての取り組みについて紹介を行った。

 展示では、レーザーメス・超音波メスなどの医療機器部品の製作を数多く手掛け、5軸加工機での一体加工や難切削材の精密切削加工、めっき、・バフ・研磨処理までを行う阿部機械製作所や、国が主導してマッチングを行う「平成25年度課題解決型医療機器等開発」において、ラマン分光技術を用いて「医療現場用末梢神経の高速検知システムの開発」で採択された実績のある真空光学など19社・団体が自社技術のPRを行った。