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テルモ、医療機器事業拡大でインドに現地法人を設立

テルモは、インドでの医療機器の事業拡大を図るため、販売現地法人を設立し、11月より業務を開始した。

 インドは経済発展、人口増加とともに、生活習慣病を背景とし、世界でも有数の心臓病患者数を抱えるという。同社はこれまでカテーテルをはじめとした心臓血管領域製品を中心に成長を図り、過去10年での年平均成長率は14%と伸長してきた。

 インド市場では、これまでドバイ支店からの輸入により主に代理店を通じた販売を行っていたが、現地法人の開設により、今後はより現地に密着した販売・プロモーション体制を構築する。さらに、インド国内(チェンナイ)に新たに倉庫をもつことで、よりタイムリーな物流体制を整備する。

 同社の2012年度のインドにおける売上高は1200万ドル、中期計画の最終年となる2016年度には3900万ドル(年平均成長率32%)を見込んでいる。