三菱重工舶用機械エンジンは、従来の補助ブロアを使用した場合に比べ、約30%の省電力を実現した電動アシストMET過給機を開発した。提携先である米国のカルネティックス・テクノロジーズ(Calnetix Technologies、以下、カルネティックス)から高速電動モーターの供給を受けて開発したもの。
電動アシストMET過給機は、ハイブリッドMET過給機の高速発電・電動機を、電動機能に絞って小型化し過給機に内蔵したもの。これにより、船舶が減速運航を行う際のプラント効率の最適化を実現、主機エンジンによる燃料の燃焼効率を高めて、少ない電力消費量で補助ブロアと同等以上の性能を得ることができるようにした。