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第5回「ものづくり日本大賞」に富士フィルムなど

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 政府はこのほど、第5回「ものづくり日本大賞」を決定、受賞者を発表した。同賞は 製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するもの。経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、平成17年より隔年開催しており、今回で5回目を迎える。

 内閣総理大臣賞(経済産業省関係)、経済産業大臣賞の受賞者は以下のとおり。

内閣総理大臣賞(内閣総理大臣賞のうち経済産業省関係8件)

「液晶ディスプレイの世界的普及を支えた光学フィルムの高度生産プロセスの開発」佐々木 格 氏ほか(富士フイルム)
「業界最短の製造時間で高品質の豆乳製造を実現した豆乳製造方法」新開節夫 氏ほか(ワイエスピー)
「自家培養軟骨ジャックの製品化-わが国発の再生医療製品の実現-」畠 賢一郎 氏ほか(ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)
「世界初、裏面照射型CMOSイメージセンサーの開発と量産化」門村新吾 氏ほか(ソニーセミコンダクタ)
「地球温暖化と日本のものづくり競争力強化に貢献する次世代エアコンの開発」小泉 淳 氏ほか(ダイキン工業)
「再現力のある精密臓器シミュレーター」竹田正俊 氏ほか(クロスエフェクト)
「洪水から人を守る無動力自動開閉樋門ゲート(オートゲート)の開発」立崎裕康 氏ほか(旭イノベックス)
「伝統的箔押印刷技術を応用し、装飾性や医薬用途に優れる高機能フィルム製品群を開発」月岡 忠夫 氏ほか(ツキオカフィルム製薬)

経済産業大臣賞

製造・生産プロセス部門

「自動車業界のものづくりの発想を根本的に変えた製造プロセス「マツダモノ造り革新」」金井誠太 氏ほか(マツダ)
「人と環境にやさしい水性グラビア印刷システムの開発」杉山 真一郎 氏ほか(富士特殊紙業)
「超コンパクトラインでの多品種少量生産」小島 洋一郎 氏ほか(小島プレス工業)
「ヒト型ロボットを活用した生産方式構築による「ものづくりイノベーション」の取組」飛田昭夫 氏ほか(グローリー)
製品・技術開発部門

「環境負荷低減を実現する高機能型生分解性樹脂ポリグリコール酸(PGA)の開発」佐藤浩幸 氏ほか(クレハ)
「世界初マイクロチップでの単一細胞全自動解析・回収装置の商品化開発」徐 杰 氏ほか(古河電気工業)
「ステンレス鋼の極薄膜発色技術である電解発色法の開発」居相英機 氏ほか(アベル)
「超高層ビルの安全性と経済性向上に貢献する超大入熱溶接用高強度鋼板の開発」大森 章夫 氏ほか(JFEスチール)
「CNC自動旋盤用4倍速スピンドル「IBスピンドル」」鈴木庸介 氏ほか(スズキプレシオン)
「現実化した『天女の羽衣』~世界市場が認めた日本の技術~」天池源受 氏ほか(天池合繊)
「ISOが認めた、ポイントオートフォーカス式非接触三次元形状測定装置の開発・製品化」三浦勝弘 氏ほか(三鷹光器)
「ワンチャツキング6面加工のマシニングセンタ(空中加工機)」北村彰浩 氏(キタムラ機械)
「多機能型熱分解装置を利用する高分子材料分析システムの開発」渡辺 忠一 氏ほか(フロンティア・ラボ)
「「ジャイロパイラー」:土木構造物の機能再生や防災強化を合理的に行う回転切削圧入機」南 哲夫 氏ほか(技研製作所)
伝統技術の応用部門

「水で洗えるシルク100%長襦袢・きもの「ふるるん」の製品化」岡元松男 氏ほか(きものブレイン)
「伝統産業から生まれた逆転の発想、「曲がる金属の食器」でテーブルウェア市場を開拓」能作克治 氏(能作)
「繊維間に微細な空間構造を形成させる撚糸工法の開発」浅野雅己 氏ほか(浅野撚糸)
青少年支援部門

「自社の化学技術等を活用した化学実験クラブ「わくわくケミカルクラブ」の開催」(ケミカル山本)