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デンソー、ドイツの研究開発拠点を拡充

 デンソーは、ドイツのヴェグバーグ市とエヒング市にあるデンソー・オートモーティブ・ドイツ(略称:DNDE)の二つの技術センター(アーヘン・エンジニアリング・センター、ミュンヘン・エンジニアリング・センター)を拡充し、欧州の技術開発力を強化する。

 両技術センターでは、オフィス棟を新たに建設するとともに、新規の評価設備などを導入する。2015年までに両技術センター合わせて、約2100万ユーロ(約27億円)を投資する。

 アーヘン・エンジニアリング・センターは、2005年に設立され、パワートレイン、電子、ハイブリッド、情報安全などの関連製品の欧州向け設計・評価などを行っている。ミュンヘン・エンジニアリング・センターは、1994年に設立され、熱、電気、小型モーターなどの関連製品の欧州向け設計・評価などを行っている。

 今回の拡充により、現地顧客向けの設計を強化し、欧州発の先行技術の開発を推進することで、他地域の技術開発にもつなげる考え。