ホンダの中国における四輪車生産販売合弁会社である広汽本田汽車有限公司は、増城工場の敷地内に、新たに完成車の第3ラインおよびエンジン工場の建設を着工した。
第3ラインは、中国における自動車メーカーで最大となる1万キロワットの太陽光発電システムを導入するなど環境に配慮した省エネルギー型の生産ライン。塗装工程ではショートプロセス高機能塗装技術を、プレス工場では高効率のレーザー溶接機を採用するなど、先進的で高効率な生産ラインとなっている。
第3ラインは2015年に稼働開始予定で、稼働開始時の年間生産能力は12万台、将来的には24万台までの能力拡大を計画している。2015年の広汽ホンダの四輪車年間生産能力は、現在の48万台から60万台に、ホンダの中国における四輪車年間生産能力は、現在の87万台から101万台へ拡大する。
投資額は、第3ライン(年間生産能力24万台まで)とエンジン工場を合わせて、35.6億元(約593億円)となる見込み。