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日本金型工業会東部支部、平成25年新年懇親会を開催

挨拶をする加藤支部長挨拶をする加藤支部長 日本金型工業会東部支部( http://www.east.jdmia.or.jp )は1月24日、東京・上野公園の上野精養軒で「平成25年新年懇親会」を開催した。冒頭、挨拶に立った加藤忠郎支部長は「昨年の12月に総選挙が行われ、新しい政権が誕生した。従来の決められない政治とは異なり、スピーディーな動きで為替も円安に振れて、株価も上がっているのは皆様ご承知の通りだ。いくつかの団体の賀詞交歓会に出席したが、やはり昨年よりも明るい話が大勢を占めている。日本は海外と違って金型専業のメーカーが一般的だが、徐々に金型だけではなく量産を手掛ける会員企業も増えている。お客様が海外に進出し、現地で製品が欲しいということで我々も出掛けていかざるを得ない状況だ。国の施策もかつては製造業の空洞化をいかに阻止するかを観点に行われていたが、最近では中小企業の海外進出の支援策を設けるなど業界に対する考え方も変わってきた。ただ、当然国内専業の企業もあるため、平成19年に策定した金型産業ビジョンを見直していく。また、海外に進出をしていなくても何らかの形で海外と関係を持たざるを得ない時代になっていることは間違いないと思う。日本金型工業会でも東部支部を実動部隊として、金型ジャパンブランドなどの活動を通して海外取引の支援をしていくので活用して頂きたい」と述べた。

 来賓あいさつでは、経済産業省 製造産業局 素形材産業室の田中哲也室長が「今後も海外に仕事を求めていく方向性は変わらないと思う。今月のはじめにまとめた緊急経済対策においても、中小企業の海外展開について色々なメニューを揃えて支援をしている。いずれにしても国内にものづくりの拠点を残して頂きつつ、仕事のフィールドを広げていくことを考えなくてはならない。我々としても海外展開と国内の良いものづくりの現場という両輪で政策を進めていきたい」と述べた。続いて同省 関東経済産業局 製造産業課の青木宏課長が挨拶を行った。

挨拶をする牧野会長挨拶をする牧野会長 引き続き、同工業会牧野俊清会長が「新政権により円安に振れて我々にとっては元気が出てきた感がある。経済産業省でも様々な支援策を計画して頂いており、我々がうまく利用することが大切である。我々金型業は技術を持っていることは誇りにしているが、技術はどんどん進んでいくものだ。自分たちの技術を見直す良い機会になるのではないかと思う」と挨拶を行った。

 この後、新入会員紹介が行われ、賛助会員を代表して日進工具 後藤勇社長の発声により乾杯、懇親会に移行した。