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丸紅情報システムズ、自動ロボット3D形状計測・検査システムの販売を開始

丸紅情報システムズ「エイトス スキャンボックス」 丸紅情報システムズ( http://www.marubeni-sys.com )は、形状測定機メーカーの独ジーオーエム社が開発した、自動ロボット3D形状計測・検査システム「エイトス スキャンボックス(ATOS ScanBox)」の販売を開始した。

 同システムは3Dの形状計測および計測結果を用いた検査を行い、ロボットを初めて扱う技術者でも、短期間で運用を開始できる簡単操作が特長。非接触3D形状計測機、6+1軸ロボット、GUI型ロボット動作・計測手順プログラミングソフト、検査・解析ソフト、ボックス壁面を安全柵とした安全システムを組み合わせて構成している。計測できるサイズによって、2機種の商品ラインアップを用意。上位機種の5120は、装置サイズ高さ2.7m幅3.3m奥行3.3mで、縦横奥行の各寸法が2mまでの範囲を計測可能。5108は、装置サイズが高さ2.7m幅2m奥行2.55mで、縦横奥行の各寸法が0.8mまでの範囲計測可能。今後、目的物の大きさに合わせた装置サイズの異なるシステムを順次リリースしていく予定。

 同システムは設計データと設計データを基に製造された部品の形状比較、部品の寸法・角度の計測など、形状に関する検査を実施することが可能。初心者には困難と言われるロボットの動作設定も、エイトス スキャンボックス内における計測作業をあらかじめ最適化しているため、初めてロボットの設定・操作を行う技術者でも容易に行える。一度、計測手順、検査レポート内容をシステムに登録すれば、計測作業からレポート出力まで自動化できる。実際の計測操作は計測対象物を計測台に設置し、スクリーンのアイコンをワンクリックするだけのタッチパネルを使ったキオスク・モードで、計測からレポート作成まで簡単に行うことができる。通常運用時の操作も簡単でロボットの動作指定からシミュレーションまで、基本的に非接触3D形状計測機の計測操作のみでロボットの知識なくても自動計測することができる。

 販売価格は3000万円から。 丸紅情報システムズでは、自動車、家電など世界中に製造拠点を持つ製造業を中心に1年間で3億円の売り上げを目指す。