タンガロイは、操作性に優れたヘッド交換式ドリル「DrillMeister(ドリルマイスター)」の販売を開始した。
同品は、ねじの下穴加工等に適したヘッド交換式ドリル。独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。 また、工具交換はヘッドの付け替えのみで、ツールホルダからのドリルの脱着や突出し量の調整が不要となり、工具交換時間を大幅に短縮できる。さらにヘッドは小さな力で取付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能である。
専用に開発した切れ刃を備えるヘッドは、コンパクトな切りくずを生成し、ねじれ角が変化する溝を持つボディは、良好な切りくず排出性と高い工具剛性を両立させている。さらに、ヘッドには耐摩耗性と耐チッピング性のバランスに優れたAH725材種を採用し、突発的な欠損の少ない、安定した長寿命を実現する。
ねじ下穴加工では入口に面取りを施す場合が多く、ほとんどの場合、穴あけ後に別工具で面取り加工を行っている。同品には、専用の面取りホルダを設定しており、穴あけと面取り加工を同時に行うことができるため、容易に工程を短縮することができる。また、各々専用のインサートを装着することで30°、45°、60°面取り角度に対応できる。