アマダ( http://www.amada.co.jp )は、中国のプレスマシンメーカー Ningbo CFG Machinery Industrial社(CFG 社)と中小型汎用プレスマシン(25t~300t)の製造に関して業務提携することで合意したと発表した。
提携は、アマダが技術供与する制御装置およびリンク機構を組み込んだプレスマシンをCFG社が製造するというもの。製造されたマシンは、アマダ本社および現地法人子会社が、中国およびアセアンの日系企業を中心にアマダブランドで販売する。メンテナンス、サービスもすべてアマダが行う。今年10月から販売を開始し、2013年には年間100台の販売を見込んでいる。
CFG社は小型から大型(25t~2000t)までの製造能力を持つ中国の中堅メーカー。売上の 60%はオーダーメイドで、500t以上の大型機製造を得意とする。経営の安定という観点から継続的に量の見込める供給先を求めていた。板金・プレスで世界最大手のアマダへのOEM供給は量的確保のメリットのみならず、製造技術面での評価が高まり、企業としてさらなる飛躍が期待できる。
今後、アマダは国内や欧州の成熟市場においては付加価値の高い加工ができるサーボプレスを中心に市場を獲得し、中国はじめタイ、インドネシア、ベトナムなどで量産中心の生産システムを求める日系メーカーには CFG社製造のOEM機を提案していく予定。日本および欧米への供給機は、従来どおり富士宮工場で生産する。