協和電線は、軽量ではんだ付けが可能なアルミを素線とするフッ素樹脂アルミ電線「KANZACC~ALC-T-ETFE」「KANZACC®~ALC-T-FEP」を開発した。
同社社のフッ素樹脂アルミ電線は、アルミにすずコートを施した導体を用い、絶縁体にFEPやETFEなどのフッ素樹脂を用いた軽量・高信頼性電線です。アルミ導体は容易にはんだ付けが可能であり、絶縁体のフッ素樹脂は、電気的特性・耐熱性・耐薬品性等に優れるため、より過酷な環境に対応できる。
同社のフッ素樹脂電線シリーズは、銅・銅合金・鋼・ステンレス等のラインアップにアルミ導体が加わることで、さらに幅広いニーズに応えられるようになる。導体のメタルコートからフッ素樹脂被覆までの一貫生産ができるという強みを活かして、フッ素樹脂アルミ電線の販売を2012年5月から開始し、2013年度に2億円の売り上げを目指す。