デンソー(http://www.denso.co.jp/ja )は、コンピュータや周辺装置およびソフトウェアの開発・販売を行っているアイネットと、3次元画像の生成・解析技術を活用したソフトウェアやサービスなどを提供している同社の3D事業部を買収することで合意した。4月1日に同事業部を取得し、同日から新社名「スリーディー」として事業を開始する。
近年、メーターやナビ、ヘッドアップディスプレイなどの車載ディスプレイにおいて、より複雑で洗練されたビジュアルイメージの表示が求められるようになっている。デンソーは、こうしたトレンドに対応するため、アイネット社の3D事業部が持つ高度な3次元画像の生成・解析技術とノウハウを活用していく目的で今回の買収を行った。
また、同事業部は3次元画像を元にしたシミュレーション技術およびモニター上に映した画像や、物体に実際に触れたような感覚を与えるハプティックデバイス用ソフトウェアの開発でも多くの実績を持っている。デンソーはこれらの技術とノウハウをヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)分野をはじめとする各種製品の開発に生かしていく。
スリーディーは、自動車分野に限らず、医療や娯楽など様々な分野でも事業を展開していく。