ラティヌサ社「錫メッキライン」 新日本製鉄( http://www.nsc.co.jp )は、インドネシアの容器用鋼板(ブリキ)の製造・販売会社を手掛ける子会社のラティヌサ社(PT. Pelat Timah Nusantara略称:Latinusa)において、さらなる競争力向上を目的とした能力増強・品質向上対策を実施したと発表した。
Latinusa社は、今回の対策によりさらなる競争力向上をもとに、インドネシアの旺盛なブリキ需要を捕捉し、売上の拡大を図る。今回の設備増強は、生産能力の拡大と品質対応力向上の2点を目的としている。具体的には、前者はモーター更新によるラインスピード向上による能力拡大(対策前13万t/年 → 現状16万t/年)、後者は錫めっきプロセス全不溶性陽極システム化等によるめっき付着精度の向上および製造可能品種の拡大を行った。また、新たに「厚目付け高耐食性ブリキ」の製造が可能となった。