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第9回新機械振興賞、低燃費エンジンでマツダが経産大臣賞受賞

 機械振興協会( http://www.tri.jspmi.or.jp )はこのほど、機械工業にかかわる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業などを表彰する「第9回新機械振興賞」を発表、マツダの「高圧縮比高効率ガソリンエンジン」が経済産業大臣賞を受賞した。

 マツダは、2020年時点でも自動車の多くは内燃機関を動力源として搭載していると考えており、そのためには、ベースとなる内燃機関の効率向上が重要と開発を開始。そこで、ガソリン内燃機関の分野では諦められていた圧縮比を上げることに挑戦し、キャビティー付きピストン、マルチホールインジェクター、冷却EGR(排気再循環)システム等の開発で高効率なエンジンを開発し、ハイブリッド車並みの低燃費を実現した。
 
 この他の受賞者は以下のとおり。
中小企業庁長官賞・・・オリオン機械「省エネ型精密空調装置」
機械振興協会会長賞・・・旭川機械工業、エーリンクシステム、北海道立総合研究機構、旭川産業創造プラザ「チップソーを用いた3次元加工CNC木工旋盤」、日産自動車「1モーター2クラッチ式パラレルハイブリッドシステム」