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トヨタ、介護・医療支援向けパートナーロボット4種を開発

自立歩行アシスト自立歩行アシスト トヨタ自動車( http://www.toyota.co.jp/ )は、介護・医療支援向けのロボット4種類を開発した。

 開発したのは自立歩行アシスト、歩行練習アシスト、バランス練習アシスト、移乗ケアアシストの4種類。介護・医療の現場においては、病気・ケガなどで体の不自由な人や高齢者の自立生活、および自立するためのトレーニングの支援、介護する側の体力的負担の軽減、といった面でロボットへのニーズが高いという。同社ではこれら現状を踏まえ、すべての人に移動の自由を提案するという観点から、トヨタ記念病院など医療や介護の専門機関と連携して重点的に取り組んできた。

いずれのロボットも、トヨタがこれまでの技術開発の中で培ってきた高速・高精度なモーター制御技術、2足歩行ロボット開発で進めてきた安定性の高い歩行制御技術やセンサー技術(使用する人の姿勢や摑んだり挟んだりする力を感知)など、先進的な要素技術を取り入れている。

 特徴は以下のとおり。


  1. 自立歩行アシスト
    ・下肢麻痺などで歩行が不自由な方の自立歩行支援を目的に開発
    ・麻痺した脚に装着することにより、自然な膝曲げ歩行をアシスト

  2. 歩行練習アシスト
    ・「自立歩行アシスト」の技術を応用した歩行練習用の装置として開発
    ・歩行が不自由な方の練習初期段階からの自然な歩行の習得をアシスト

  3. バランス練習アシスト
    ・バランス確保が不自由な方のバランス機能練習の支援を目的に開発
    ・倒立2輪技術とゲーム性を融合し、飽きることなく楽しく続けられる練習をアシスト

  4. 移乗ケアアシスト
    ・大きな力を必要とし体力的負担の大きい、移乗のための介護の負担軽減を目的に開発
    ・体重保持用のアームとアシスト台車を組み合わせて、ベッドからトイレまでの移乗介護をスルーでサポート