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富士フィルム、ベトナムのメディカル事業拡大を狙い10月に現地法人が営業開始

 富士フイルム( http://www.fujifilm.co.jp )は、ベトナムにおけるメディカル事業を一層拡大させるため、ホーチミン市に現地法人「フジフイルム メディカル システムズ ベトナム」を設立し、10月からの営業開始に向けて準備を進めると発表した。

 ベトナムはここ数年、年率7~8%の経済成長を実現し、今後も高い成長が見込まれる市場として注目されている。特に、医療分野においては、ベトナム政府が医療の質の向上を目指して多くの病院の新設を進めており、メディカル製品の市場も大きな成長が見込まれているという。

 同社は、ベトナム市場において、これまで販売代理店を通じてデジタルX線画像診断システム、X線フィルムや内視鏡などメディカル製品の拡販を進めてきたが、市場拡大に伴いホーチミン市に現地法人を設立することで、これらの製品の拡販をさらに強化する。

 現地法人の設立により多様なニーズに対応できる直販体制を整え、メディカル製品の販売戦略をダイレクトかつ迅速に展開する。また、市場に密着したマーケティングおよびセールス活動を行うことで、デジタルX線画像診断システムや内視鏡などに加え、今後需要の拡大が見込まれる医用画像情報ネットワークシステム(SYNAPSE)をベトナムに導入していく。同時に、アフターサービス体制をさらに強化し、機器導入先の顧客満足度を高めるスピーディーな対応と付加価値の高いサービスを提供していく。