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タンガロイ、ステンレス旋削加工用PVD材種

タンガロイ「AH600シリーズ」 タンガロイ( http://www.tungaloy.co.jp )は、ステンレス旋削加工用PVD材種「AH600シリーズ」の販売を開始した。「AH630」と「AH645」の2材種を設定し、ステンレス加工で問題となる凝着摩耗、境界摩耗や塑性変形に対応、低から中速加工に適しているという。

 「AH630」は耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた汎用材種で、「AH645」は耐欠損性が高く、断続加工に最適な材種である。いずれの材種にも同社が主要なコーティング材種に採用している表面平滑化技術「Premium Tec(プレミアムテック)」を採用、表面の摩擦係数を低下させるとともに、ミクロな応力集中を軽減し耐凝着性を向上させている。また、上層に(Ti,Al)N膜を5μm施すことにより耐摩耗性と耐チッピング性を両立した。

 同シリーズとあわせてステンレス加工用ブレーカを強化し、組み合わせて販売を行っていくという。