愛知製鋼( http://www.aichi-steel.co.jp )の海外子会社であるアイチ インターナショナル(AIT、タイ)は、5月11日、新工場を建設する同国チョンブリ県ピントンの予定地で起工式を実施した。
AITはトヨタ自動車の生産する国際多目的車に搭載されるエンジン、プロペラシャフトなどの鍛造部品をアジア地区にある愛知製鋼の鍛造子会社から受け入れ、機械加工(一部)、製品出荷検査等を行い月間約100万個出荷している。
愛知製鋼は、今後タイを中心としたアジア地域において、鍛造品需要の拡大が見込まれると考えており、AITを鍛造工程(粗形材)から一貫して生産できる工場にすることで、競争力を一層高め、さらなる事業拡大を目指す。
投資額は、第一期工事として約20億円。新工場の稼動は、2012年6月を予定している。また、今後の需要動向を見極め、更なる能力増強を検討していく。