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三菱自、電気自動車507台をエストニアに供給

三菱自動車「アイ・ミーブ」三菱自動車「アイ・ミーブ」 三菱自動車は、三菱商事がエストニア政府に供給する電気自動車として、電気自動車「アイ・ミーブ」が採用されたと発表した。今回の供給台数は507台で、三菱自動車が同車を販売開始して以来最大の規模であり、排出取引によって排出量を売却した国が得る売却益の使途を環境問題対策(グリーン投資)に限定するという仕組みの「グリーン投資スキーム」(GIS)では初めてとなる。

 今回の供給は、三菱商事とエストニア政府の間で締結された1,000万tの排出権購入契約に基づくものであり、同国は京都議定書の下でのGISを活用した電気自動車普及政策の一環として、公的施設(社会福祉関連)でアイ・ミーブを使用する。走行中のCO2排出がゼロであるアイ・ミーブは同国でのCO2削減に寄与することが期待されるが、CO2削減量の測定に関し、三菱自動車は技術面で協力する予定。なお、同社は507台を2011年度末までにエストニアに出荷する。

 三菱自動車は日本国内においてアイ・ミーブを、2009年7月から法人を中心に、2010年4月から個人向けにそれぞれ販売を開始している。日本に続き、海外では香港、オーストラリア、欧州等で販売しており、今秋には米国、カナダでも発売する予定である。