島津製作所( http://www.shimadzu.co.jp )は、上海市にある中国現地法人 島津国際貿易(上海)有限公司に、分析計測機器の開発センターを新設する。
新設する開発センターは、中国市場でのマーケティング機能を強化し、現地のニーズに対応した新製品開発を専門的に行う組織で、高級機から低級機までの幅広い各種分析計測機器のなかでも、今後もっとも拡大が見込める中級機の市場をターゲットに製品開発を行うことを目的としたもの。
開発センターでは、島津製作所の主力製品である液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、光分析装置、環境計測機器の新製品開発からスタートし、今後さらに開発製品の種類を増やしていく計画。
同社の中国におけるこれら主力製品の売上高は現在1億4千万ドル(2010年度見込)だが、将来はこれら製品(クロマトグラフ、光分析装置、環境計測機器)のうち、中国開発センターによる開発製品の比率を20%にまで高め、現地ニーズへの対応を進めることにより、2015年度には売上高を3億ドルへと倍増させる計画。