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三菱重メカトロ、太陽光発電設備の発電量を簡易に予測するシステムを開発

 三菱重工メカトロシステムズ( http://www.mhi-ms.co.jp )は、日本気象協会(JWA)の予測データを用いて、太陽光発電設備の発電量を簡易に予測するシステムを開発、12月から販売を開始する。

 太陽光発電を導入した工場・設備の計画的な省エネなどに大きな力を発揮するもので、JWAの予測データを用いた汎用の太陽光発電量予測システムの開発は国内で初めて。同社は今後、このシステムを活用した提案営業を積極的に展開していくとともに、これを応用した新たなサービスも開拓していく。

 今回開発した太陽光発電量予測システムは、JWAの総合数値気象予測システムの日射量予測データを用いて、太陽光発電設備の33時間先まで1時間間隔の予測発電量を計算、統計的補正を加えることで、翌日の日の出から日没までの太陽光発電量を割り出し提供する。太陽電池モジュールの製造会社に関係なく、すべての太陽光発電設備に適応可能。

 同社は今後、太陽光発電を導入した事業所などを対象に、この予測システムをエネルギー管理システムと組み合わせて、工場の計画的な省エネや電力運用、デマンド制御などに活用することを提案していく方針。また、これを用いた予測データの配信サービスや、太陽光発電計測表示システムへの組み込みなど、この技術の多様な応用にも乗り出す考えで、新たなサービス分野を拓いていく。