イギリスのビクトレックス社は、同社のPAEK(ポリアリルエーテルケトン)類をベース樹脂とする「VICTREX WG 102」を発表した。
同品は自動車や産業設備業界において、過酷な摺動用途に対する要求条件を満たすために開発された製品。同社によると、金属、ポリイミドやポリアミドイミドで作られた部品と比べて優れた耐摩耗性を持つとともに摩擦係数が抑えられている。よって高強度および高剛性が必要な用途、300℃を超える高温環境下において使用される摺動用途に適しているという。また、耐薬品性、高速・高荷重条件で使用される用途にも適している。