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NSK、高速化と静音・低振動化を両立した高速工作機械用ボールねじを開発

NSK「HMSシリーズ」 日本精工(NSK、http://www.jp.nsk.com )は高速工作機械用ボールねじ「HMSシリーズ」を商品化、2011年4月から販売を開始すると発表した。同シリーズで2013年に10億円の売上を目指す。

 新製品は、高速・静穏技術を駆使したSRC潤滑方式を採用し、滑らかなボール潤滑を実現。これにより、許容dn値は従来のチューブ循環方式に比べ約20%アップの16万が可能となり、最高送り速度は、48m/minに達し、工作機械の生産性向上に貢献する。また、騒音レベルは最大6dB(A)低減、振動レベルを最大1/2に低減した。

 精度が重視される金型など加工機向けのボールねじは、リードの小さいボールねじが使用されている。近年、これらの用途においても、生産性向上のため高速化と静音・低振動化の両立が求められているという。今回、発表した新シリーズは、これらの用途に対応したもの。