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三菱電機、天吊り設置タイプで高速動作の水平多関節形ロボット2機種発売

2010年9月29日(水曜日)
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三菱電機「RH-3SQHR/SDHRシリーズ」　三菱電機（ http://www.mitsubishielectric.co.jp ）は、産業用ロボット「MELFA」の新製品として、動作領域に制限のない天吊り設置タイプで高速動作の水平多関節形ロボット2機種を10月5日に発売する。

　電子機器や車載用機器、医薬品の生産現場では、細かな部品の移動や組み立てに高速動作の水平多関節形ロボットが多用されている。同社は今回、さらなる高速動作が可能で動作領域に制限が無く、ビジョンセンサーと組み合わせて検査作業やトラッキング作業にも使用できる同品を発売する。発売するのは、iQ Platformタイプの「RH-3SQHR3515」とスタンドアロンタイプの「RH-3SDHR3515」2機種。

　主な特徴は以下の通り。


  1. 高速動作かつ高精度
    ・自社開発の超低慣性モーターと高剛性アームにより、高加速度かつ高精度な動作
    ・サイクルタイム※1は同社製従来品比3割向上の0.32秒と高速
    ・水平面内の位置繰り返し精度は従来比2倍の±0.01mmと高精度

  2. 動作領域に制限のない天吊り設置水平多関節形ロボット
    ・ 直径700mm、上下150mmの全範囲をカバーする天吊り設置タイプ
    ・ 通常の水平多関節形ロボットと異なり、動作領域に制限がなく、かつ省スペース
    ・ 水平方向の移動を迂回せず最短距離でカバー

  3. iQ Platform対応によりロボットシステムの構築と保守が容易（RH-3SQHR3515）
    ・ 生産設備の開発・生産・保守コストを削減するiQ Platformに対応
    ・ ロボットをiQ Platform対応のシーケンサや表示器から直接操作・モニター・制御可能
    ・ ロボットのエラー状態、メンテナンス情報などをiQ Platform対応表示器に表示可能
    ・ シーケンサ言語だけで簡単にロボット制御が可能