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ジェイテクト、A軸を付加した同時5軸制御加工が可能な大型横形マシニングセンタ開発

ジェイテクト「FH1250SX-5Axis」 ジェイテクト( http://www.jtekt.co.jp )は、現在発売中のFH1250SXに高剛性チルト主軸を搭載し、A軸を付加して同時5軸制御加工が可能な大型横形マシニングセンタ「FH1250SX-5Axis 」(パレットサイズ1250mm×1250mm)を開発した。

 従来のテーブル側がチルトする5軸マシンは、工作物の大きさや重量に制限があった。同品は、工作物の制限を受けない主軸側がチルトするため、航空機部品などの複雑な形状加工や段取り替えが多い大型部品の多面加工などに適しており、生産性の向上を図ることができる。

 主な特徴は以下のとおり。


  1. 高い生産性
    最大トルク 263N・m、最高回転速度 10,000min-1のチルト主軸を新開発。主軸軸受には同社のハイアビリー軸受を採用し、高い軸受予圧で工具の支持剛性を高めるとともに、回転時の発熱を抑える高精度主軸ユニットを搭載している。A軸の旋回にはDD(ダイレクト・ドライブ)モータを搭載してA軸での切り込み能力を高め、A軸両側のブレーキにより高負荷の加工が可能となり、本マシン1台でアルミ系の高速切削加工からチタンなどの難削材を高能率に加工することが可能。

  2. クラス最大の加工領域
    最大工作物振りφ2,400mm、工作物高さ1,800mm、積載重量5,000kgと、従来のテーブルチルトタイプに比べて大きな工作物の搭載が可能、また工作物の重心変化がなく安定した加工が可能。X、Y、Z軸の移動量は2,200mm、 1,600mm、1,850mmとクラス最大の加工領域を有している。